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【非公式】重忍機次元 NINJA名鑑

◆これは何?

重忍機ガイオン」は世界三億人の読者を持つ超人気Twitter小説ニンジャスレイヤーのスピンオフ作品だ。炎の匂いがしみついていて素晴らしいし、9mくらいのニンジャがロボットでAIがスゴくてアーバレストでもある。
あまりにもむせた結果、気がつくと本編次元のニンジャを9m級戦闘ロボットNINJAとして大量に再定義してしまい、ハッシュタグを圧迫している気がしたので、こちらに転載することにした。気が向いたら加筆する。

なお本稿にはダイハード・テイルズが何を考えているかとは一切関係のない世界観考察もオマケとしてついている。

《更新履歴》
18/04/03 勢力別にソート。「アナイアレイター」を追加
18/04/12 ロードほか、10忍追加

◆NINJA名鑑

ネオサイタマ共和国軍

ドラゴンベイン: 超大質量対艦ランス「ツラナイテタオス」を運用する専用機。狂気的な数の外付けスラスターによって、驚異的な機動力・破壊力を持つが、機体の搭乗者自体も大勢が操縦の失敗によってネギトロになった。

スワッシュバックラー: 極めて高い精密動作性を実現したNINJA。主武装のレーザーレイピアは瞬間的に4000度以上の高熱を収束させ、タングステン装甲すら貫通するが、その運用には極めて高い技量を要求される。

インターセプター: ロケット弾の直撃すら無力化する爆発反応装甲「カラダチ」を搭載した重量級NINJA。その耐久性を活かして接敵し、パイルバンカーの一撃で敵機を粉砕する。

ネヴァーモア: ラオモト・チバの近衛を務めるNINJA。搭乗者のオニヤスは全身をサイバネ化して機体と直結しており、24時間365日不眠不休での警護を行う狂的な忠誠心を示している。

スターゲイザー: 燃費の問題で非現実的とされていた「ナノマシンによる機体の自動修復」を、宇宙太陽光発電衛星からのマイクロウェーブ送信による桁外れのエネルギー供給によって実現したNINJA。実用化は成功したものの、量産は実際困難であり同コンセプトの機体は存在しない。

バンディット: 「通常兵器の三倍の速度」をコンセプトに作られた高機動型量産NINJA。高速軽量化の代償で装甲や火力面に課題。

レオパルド: バンディットの汎用ブレードをクローに換装し、格闘性能を高めたバリエーション。しかし近接戦では装甲面の課題が顕在化し、戦果は乏しかった。

アンブレラ: 新素材で作られた傘型装備を攻防に活かして戦う共和国軍の実用試験機。傘はNINJAの装甲を質量で粉砕し、弾丸やヒートブレードをも無力化する極めて強力な装備だったが、素材のコスト削減が困難で量産には至らなかった。

レーヴァテイン:  試作型超高出力カラテ動力炉「ラムダ」を搭載した共和国の最新鋭機。桁違いの推力で空を飛び、165mm多目的破砕榴弾砲を軽々と操る戦略級のNINJAだが、継戦時間は極めて短い。

アルゴス: ネオサイタマ共和国軍の頭脳を担う超AI。鹵獲NINJAのデータを元に開発が進められていたものが、リー教授の亡命による技術流出によって成立した。これ自体が超巨大な演算能力を持ったS.O.U.Lであり、圧倒的な速度での自己学習進化を続けている。

シバタ: 共和国軍国防長官。キョートのNINJAの質と量に対して、廉価なNINJAを量産し、ICTを追求することで「3倍のコストの敵ワンオフNINJAを、2機の汎用NINJAで倒し続ければアド」といった戦略を推進している。乗機「アガメムノン」は帝国軍最精鋭にも引けを取らない。

ラオモト・カン: ネオサイタマ裏社会の支配者であったが、キョート侵略に応じて政権を簒奪。膨大な経済力とカリスマで戦争指導を行い、戦況を立て直した。現在は終身大統領として独裁を敷いている。自身専用機「デモリション」はオーパーツ級の性能を持つ。

ラオモト・チバ: ラオモト・カンの末子にして嫡子。十代にして共和国首都ネオサイタマ市長に就任した。大統領ラオモト・カンの傀儡と考えられているが、彼の帝王学を濃厚に継承した麒麟児であり、帝国に国力・軍事力で劣る共和国の柱石として辣腕を振るっている。

ハイドラ: 特殊流体合金を採用した試作機。極めて高い防御力と、流動性質を活かしたトリッキーな機動が武器だが、搭乗者の負荷と燃費は極めて深刻。

ヘヴィレイン: 共和国軍総司令シバタが開発を進めた標準量産機。通常兵器とのパーツ互換性があり、換装により多目的な運用が可能。

ヘルカイト: ジェットパックと収納式滑空翼を用い、長時間に渡って滞空できる空陸両用NINJA試作機。高い戦術的優位性から共和国軍の新戦力として期待されているが、シビアな軽量化によって火力・装甲が貧弱な点が課題となっている。

スパルタカス: 格闘機専門メーカーのローマ・アンティーコ社が社運を賭けて開発したNINJA。戦果に恵まれなかった既出モデルの長所を全て取り入れ、S.O.U.Lの補助によって「未来視」とも評される反応速度を実現しているが、操縦難度が極めて高く、ヤマ・マサカツ以外は扱えない。

ネブカドネザル: 兵器メーカーのオムラ社が開発した外部強化装甲「モーターツヨシ」を装備したNINJA。「単機での戦局突破」という大艦巨砲妄想的コンセプトを実現すべく設計され、あらゆる面で規格外のスペックを有する。加速性能は人体の限界を有に超えているが、その解決策は社外秘となっている。


キョート=ガイオン帝国軍

デスドレイン: 帝国軍の広域殺戮兵器「ダイコク」の試験運用機。ナノマシン制御によって泥塊を操作する。強粘性の泥はNINJAの推力でも脱出困難。セキバハラ戦役では共和国軍の基地を泥に沈め、一人の生存者も残さなかった。

イグゾーション: 帝国の指揮官機。カラテ反応を異常促進するオーパーツ兵器「バリキ」によってNINJAをオーバーヒート破壊する恐るべき機体。カラテ反応促進のメカニズムには謎が多いが、解明されNINJAの安定的強化に活用されれば戦争は終結すると言われる。

パーガトリー: 帝国の指揮官機。次元の違う高効率でカラテを生むオーパーツ反応炉を有する。カラテ自体をエネルギー弾やバリアとして活用するという非効率な戦術を取りうる唯一のNINJAであり、この反応炉の再現は帝国最大の研究課題となっている。

スローハンド: 帝国の指揮官機。視認すら困難な超高速機動を実現したNINJA。搭乗者は脳活動を加速させるシステムによって機体反応速度に追随しているが、起動の度に数年分の寿命が縮むと言われている。

シルバーキー: 搭乗者の脳波を強化することで反応速度の向上を目指した実験機。試乗者は全て発狂していたが、強制的に搭乗させられたテレパス鍼灸師との相互作用によって、広範囲へのニューロン攻撃を実現する危険な兵器となった。なお鍼灸師の操縦センスは壊滅的である。

サラマンダー: 共和国の指揮官機。フレームや武装は既存機体をベースに改修を繰り返したもので、他のオーパーツ指揮官機に比べて数段劣るものの、数多の戦闘をくぐり抜けて学習を深めたS.O.U.Lと搭乗者の高度な技量により百以上のNINJAとの一騎打ちを制している。

バンシー: 数100m先の人間の鼓膜を破る威力の音響兵器を搭載しており、対集団戦や拠点攻略に秀でるNINJA。武装の影響で搭乗者は既に失聴しており、高い斥候力を持つミラーシェードとの連携が欠かせない。

ミラーシェード: 光学迷彩と高い静音性を持つステルスNINJA。偵察型として設計された機体であり、不可視性を駆使した高度な格闘戦は本来想定されておらず、搭乗者の高い技量によって実現している。

ソーサラー: 上半身と下半身が分離可能なNINJA。重火力を搭載した下半身は自律機動が可能であり、特攻兵器にもなりうる。

キヨミ: 帝国から共和国に休戦の記念として送られた環境浄化NINJA。重金属排水などの有害物質自体を動力として稼働する画期的な設計であったが、実際には閾値を超えた時に動力炉がメルトダウンを起こし、濃縮された有害物質が甚大な汚染をバラまくトロイの木馬。

ロード: キョート=ガイオン帝国の皇帝専用機。オーパーツNINJA「ソガ」を強化・改修した機体。「ソガ」固有の武装である攻防一体バリアフィールド、戦略級ニューロン・ジャマーに加え、白兵戦用の高出力ヒートダガーなど現代装備で完全武装された帝国最強のNINJA。

パラゴン: 皇帝副官「パラゴン」の搭乗機。機体名も同名。戦略兵器を有するロードの随伴機であり、索敵・解析など情報処理能力が高い。並び立つロードを大きく見せるため約7mと意図的に小型に設計されているが、搭乗者自身の技量・経験が極めて高く、帝国でも屈指の戦闘力を隠し持つ。

デスナイト: 自律飛行ドローンを有する帝国のNINJA。ドローンは偵察・攻撃など多用途に活用でき、連携で作った隙を胴体内蔵の二連装ポン・カノンの大火力で仕留める戦術が十八番。戦歴は確かだが、搭乗者は飛行ドローンを擬人化し始めるなどの奇行が目立ち始めている。

インペイルメント: 巨大な実体剣「ザオ・ケン」を操る戦鬼。搭乗者は過去の戦傷で視覚野と言語野を損傷しているが、超高感度の音響センサーとカンのみを頼りに白兵戦を行っている。遠距離戦闘は一切出来ないものの、音による超人的な探知能力を有する。

フェイタル: 帝国のNINJA。ニトロ・ブーストによって一時的に数倍の馬力を発揮できる。通常のフレームでは負荷に耐えられないため、ニトロ使用時には変形機構が作動し、獣めいた造形になる。通常形態時の流麗なフォルムは美的側面での評価が高い。


「イレギュラー」

ジェノサイド: フレームに適応したS.O.U.Lを別機体に移植するという技術的課題に挑んだ実験機。強力な自己修復機構を持つ最新鋭フレームと初期原型機の発達したS.O.U.Lを併せ持つモンスター機だが、搭乗者の制御を無視してAIが暴走する事故を起こし、戦場の混沌に姿を消した。

フォレスト・サワタリ: 戦禍の中、狂気に陥ったNINJA開発者が自作の上で強奪したワンオフ機体。隠密性と継戦能力に特化しており、単体でのゲリラ戦闘が可能。神出鬼没に補給拠点を襲撃しており、ニンジャスレイヤーと並ぶ「イレギュラー」として両軍に警戒されている。

ヤクザテング: 狂気の戦災民間人がNINJAのジャンクから作り上げた機体。ディーゼル駆動。反応速度向上のためパイロットは機体と論理直結している。

アズール: 隠密性と踏破性を両立すべく開発された四足歩行型ステルス試験機。通常のS.O.U.Lでは適切な運動処理を行えないため、動物用AIプログラムをパッチした野心作だったが、戦災孤児を保護対象と誤認する不具合を生じ、本来の搭乗者を死亡させ、孤児を乗せて失踪した。

ケジメニンジャ: 共和国によるNINJA量産化に対抗する形で、帝国が製作した"CLONE"のAIがイレギュラー進化の結果暴走したもの。両手のヒートダガーを逆手に構え、竜巻の如く回転して弾や敵機を切り刻むなど、生身の搭乗者がいる機体には不可能な戦闘機動で多くの被害を産んだ。


原初のオーパーツNINJA

ハガネ: オーパーツNINJA「六騎」の一。武装のベッピン・ソードは地球外の素材で錬成されており、ヒートブレード以上の破壊力を持つ上、S.O.U.L自体を破壊する特性を持つ。反重力マントによる空中制動を可能にするため機体は極度に軽量化されており、剣以外の武装を持たない。

ドラゴン: オーパーツNINJA「六騎」の一。搭乗者の身体挙動を機体と同期させる機構を有する。ニューロン速度での同期や、動作を寸分の狂いなく再現するシステムは現代技術では再現不可能。発掘以来、性能を発揮できる搭乗者がおらず死蔵されている。


その他勢力

オメガ: 極めて高い総合性能に加え、対人対物両用の化学兵器「ウルシ」を武装とする万能機。その洗練された姿形もあって現代NINJAの到達点と評される機体だが、化学兵器「ウルシ」や職人技で作り上げる各種パーツなど、運用するだけで国家が傾くほどの経費がかかる。

アナイアレイター: 大気中の金属粒子を化合し、鉄条網を生成するオーパーツ機構を有するNINJA。共和国内で徴兵忌避無軌道愚連隊「シマナガシ」によって軍から強奪され紛失している。「六騎」の一、フマーと同一視される機体だが詳細は不明。

ブラックヘイズ: 両国に属さない傭兵組織の代表的なNINJA。拡張性が高いが出力限界に難があり、制式化されなかったカイコ・フレームをベースにした機体。作戦に応じて多様な武装を使い分けて対応する。十年以上に渡って何処かの戦場に現れ続けるベテランである。

フィルギア: 所属勢力不明の謎のNINJA。通常の人型形態の他に、鳥型の飛行形態や蛇型の隠密形態など、原型を留めないレベルでの変形が可能なオーパーツ。特定条件下のみでS.O.U.Lが解禁する鳥人形態でのスペックは両国の最新鋭機に匹敵するとされる。

◆非公式用語集

帝国: キョート帝国。NINJAの発見と実用化によって瞬く間に領土を拡大した。戦力の質・量ともに他国を圧倒している。古代史を歪曲解釈した終末世界論の下に、世界征服を目論み侵略戦争を続けている。

共和国: ネオサイタマ共和国。NINJAの強襲により滅亡の危機に瀕したが、NINJA開発の第一人者であるレオナルド・リー教授の亡命、ラオモト・カンによる政権簒奪を機に持ち直しに成功。NINJA戦力の質量とも帝国に劣るが、リー教授、ラオモト大統領、シバタ国防長官など人材は豊富。

S.O.U.Lシステム: ガイオン遺跡で発見されたオーパーツ機械「NINJA」のメカニズムをリバースエンジニアリングし、汎用化したもの。根本的なメカニズムはブラックボックスとなっており、未解決のバグも多い。一度設定した機体識別名が変更出来ないのも解決不能な仕様。

天才工学者レオナルド・リー教授は、ガイオン遺跡で発掘されたオーパーツNINJAである「六騎」を解析し、既存の技術を数世紀分は上回る超高度な自己学習AIを持つことを判明。これを実用化し、S.O.U.Lと名付けた。

高度な学習アルゴリズムが組み込まれているが、稀に自らのプログラムをも書き換え制御不能になる例も見られる。リー教授曰くS.O.U.Lは自己進化するため、「個性化」したS.O.U.Lに適合するフレームを個別に開発する必要があるが、極めて高コストとなる。

フレーム: NINJAの機体のベース。S.O.U.Lには個体差があり、傾向に最適なフレームと組み合わせなければ十全に性能を発揮することはできない。結果、多くのNINJAは実質ワンオフであり、極めて高コストになっている。シバタはリー教授と共にS.O.U.Lの持つ自己進化機能を押さえることで汎用化・量産化を行おうとしている。(→アマクダリ計画)

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