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徒然書簡 - 大衆ノベル

天笠がアルバムのあとがきを書いていたのでこっちも振り返り記事みたいなものを。

CDはこちらから。

徒然書簡の1st Full Album『大衆ノベル』。
今作では全曲でミックスを担当し、ちょこちょこ作詞作曲しています。
ミックス期限の最終日ギリギリまで調整し、一応の納品ができたのが午前4時頃。そのまま大学の合宿に行ったという思い出。
今作のミキシングを通じてやっとそのコツが分かったところがあり、今後の課題なども見えてきました。自分の中でもかなり財産な1作。
以下、各曲へのメッセジをどぞ。

1.気持ちメトロ

コード進行を少し考えました。
アルバムの全体像が見える前に着手したものでしたが、1曲目に置くとかなりしっくりきた曲です。このアルバムの幕開けに相応しい高揚感といいますか。
サビのコード進行は自分でもお気に入り。

2.スロウ

作詞作曲を担当。
歌詞も曲も徒然書簡史上最大の異色作にしてやろう、という気持ちで制作した曲。こういうのは徒然書簡ではもうやりません。
詳しいこと、あるいはこの曲の作曲時のイメージみたいなものはこっちに書いています。長いですが。

今後聴く際はこの記事を念頭に置いてみるとまた違った聞こえ方がするかもしれません。おそらく。たぶん。

3.アイズ

作曲担当。
既発曲ですがアルバムに合わせてミックスし直しました。シングルの時より格段にパワーアップしていると思います。
配信当時のあれこれはこっちの記事で。

新曲以上にミックス最終日のギリギリまで調整を重ねた、ある意味思い出の1曲。配信シングルの時からラスラビにリードギターが増えています。粘ってくれたShion君のおかげです…。

4.魅鳴り

ミックス以外はノータッチ。
シンプルにカッコいい曲。タイトルも洒落が効いていて好き。
ライブで披露してから音源になるまでかなり時間があった曲なので、リリースできてよかったです。

5.徒然

作編曲を担当。
音源制作は一部ピアノとボーカル、ドラムを除き1人で行いました。ギターも俺と天笠で弾いています。
「とにかくめちゃくちゃにしてくれ」というようなオーダーだったので、自分の引き出しから頑張ってアイデアをひねり出し、サンプルを重ねたり天笠の弾いた効果音(と言っていいのか?)を盛り込んだりして形にしました。これで「イメージと全然違う」と言われていたらアルバムのリリースが間に合わなかったかもしれない。
ちなみにリリースライブ『水茎の跡』のSEはこの曲のリミックス的なものです。

6.カルト

こちらも既発曲ですがアルバムに合わせてミックスし直しました。
ミックス以外はノータッチ。
毒気という点ではアルバムでもトップ。サビで手を振ってもらったりしたいですね。歌詞の意味を汲むなら絶対しないでほしいけど。

7.流線

作曲を担当。
デモは1日で作り終えました。本当にすぐに作れたので自分でも驚いた。
レコーディング時にラップパートにウィスパーを重ねるというアイデアが天笠から出た時はなるほど、と思いました。上手く嚙み合って良い感じになっている。

8.夜の隙間

「メトロ」と同じくコード進行を少し考えました。
Twitterのひとこと解説でも書きましたが、前作『往復ドラマ』との連続性が一番色濃い曲だと思います。前作はミックスに携わっていなかったので、こうして地続きの世界観の曲に関われて嬉しい気持ち。
ラスサビのメロディが最初ギターかなんかのリフかと思ったのは内緒。ボーカルが乗っかるとしっくりきた。

9.君との事跡

作詞作曲を担当。
詳しいことはこっちで。

個人的にも自信作です。自分で聴いていても良いもの作れたと思います。

10.徒花

ミックス以外はノータッチ。
制作に苦労していたのを覚えていますが、形になったものを聴くと完成して良かったな、と思わされました。このアルバムの締めに相応しい曲。
「君との事跡」とこの曲が連なっているのがこのアルバムの好きなところ。

ライブも控えておりますが、作家陣としては少しずつ新曲の制作に取り掛かっています。
次のアルバムはすごいことになると思います。
お楽しみに。頑張ります。


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