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徒然書簡 - 君との事跡

『大衆ノベル』リリースに先駆けてEggsにて先行配信!!
作詞・作曲・ミックスを担当しました。

「小説から歌詞書いてみて」という天笠からのお題をもらい、直近で読んでいた三浦しをん先生の短編集『きみはポラリス』に収録されている「私たちがしたこと」という作品を基にしています。
ほとんどそのまんま歌詞になってると思うので、読んでいただければすぐ理解できると思います。
他にも全部で10篇ほど収録されているのですが、様々なタイプの恋愛模様が描かれていて面白かったです。
作品それぞれに依頼者あるいは作者自身が設けたお題があり、「私たちがしたこと」の場合は「王道」。
そんなわけで徒然っぽい凝ったこともしながら王道な曲というイメージで作りました。

元々は違う内容の歌詞とボサノバみたいな曲調で書いていたのですが、詞曲共に八方塞がりになってしまい納得できそうになかったので一から新しく書いてできた曲であります。「納得」は全てにおいて優先するぜ。
その曲のメロディも少し流用したり、しなかったり。

せっかくなのでその時のデモを貼っておこう。
未完成なので雑ミックス。

聴き返してみるとちょっとあまりにも某曲とメロが似すぎている。
ボツにしてよかった。

事跡と同じキーに変えるとより分かりやすいかも。

このままだと完成しなかった気がするしここまで納得いくものになってなかった気がするので、完成形の方に方向転換して本当によかった。

ツインボーカルの掛け合いをしたかったため、なっちゃんにも本格的に歌ってもらっています。
ラスサビの違うメロがぶつかり合う感じとかとてもやりたかった。

こういう方向性の曲 (BPM、キー、コード進行、もろもろ) を作りたいとずっと思っていて、今回やっとそれがひとつ実現できた感じがして、ミックスが終わった時に達成感のようなものがありました。
各パートのアレンジでいうと、全て良いのは当然として、特にサビのリードギターがこの曲で作りたかった雰囲気を演出するのにめっちゃ貢献してくれていると思います。

いろんな意味で結構な自信作です。

アルバムが配信されたら「スロウ」などについても書きます。

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