見出し画像

スクーターを買ってしまった。しかし・・・

普段使いをしていたドカティHM1100の車検が切れるのを機会にヤマハのスクーター、N-maxを買った。
本当はHMの車検を取りたかったのだが、整備担当のショップが30kmも離れているのと、懇意にしているメカニック氏が休業したままなのもあり、なおかつ車検満了月が一年で一番寒い2月という事で正直、億劫になってしまっていた。
そんな折り、事情があって頻繁に実家に行く必要が生じ、気楽に移動できるスクーターを普段使いのバイクとしたら良いかも知れないと魔がさした(正直、日和った)。
この歳でスクーターに乗ってしまうと、もう大型バイクやSS(スーパースポーツバイク)に戻れなくなるのではとの懸念も浮かんだが、文字通り「よる年波」には勝てなかった。

ところが先日、上述の休業していたメカニック氏が復帰独立してバイクショップを開業するとの朗報が届いた。
このメカニック氏は私のバイク人生で全幅の信頼をおいている人物で、この人に整備を担当して貰えるならと、同じショップでバイクを四台も買ってしまった。
メカとしての技術や知見はもちろん、人間的にも(私的にはココがかなり重要)安心して愛車を任せられる人物だ。

十六歳で免許を取って以来、二十台以上のバイクを買ったが、このメカニック氏が勤務していたショップ以外で複数台バイクを買った事は無かった。
私は神経質かつ気分屋なので、些細な事が気になったり何か気に食わなかったして、バイクやクルマを買う度にコロコロとショップを変えていた。
だから同じショップや担当者から複数台購入するのは、本当に稀な事だった。

そろそろ歳相応にスクーターで安全第一に走ろうと思ったのは、そのメカニック氏の休業も大きな要因だったと思う。
幸いな事に大型バイクやSSは処分する事なく今だに手元にある。メカニック氏のショップ開業が待ち遠しい。
メカニック氏の復帰は近年稀に見る朗報だが、今後の課題は「やめる!」と家族に宣言してしまった大型バイクやSSに戻る事をどのように説明するかだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?