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350円の牛丼と、35.000円の懐石料理と

きのう「あなたのお客様はどこから?」と、ふわっと投げかけてみました。

さっそくコメントお寄せくださったみなさま、ありがとうございます。

なるほどー。みなさんそれぞれですね!
ちなみに、わたしはこんなかんじ。

なかでも異彩を放っているのが、夏瀬杏子先生のエピソードでした。

「何で知りましたか?」と伺ったら「辻堂の某ショッピングモールでタロットの箱をおいて待っているのをみて、占いをしているんだなと思った」
「電車に隣に座った人があんこ先生のブログを見ていて、それで面白そうと思って読んできました」と言ったお客様です。

おおおお!そんなことあるんだ!!!すごい。
本文はこちらです。是非ご覧くださいませ。

実のところ「お客様がどんな経路でいらっしゃるか」は、非常に大事です。夏瀬先生もこのようにおっしゃっています。

電話占いをやると分かるのですが、わざわざアクセスして日時の予約をして&当日そこに来てくれる(ZOOMでも)のは、やはりそれなりの熱意と一定以上の人としての常識があるってことなんです。

はい。そのとおりだと私も思います。

どんなルートから、どんな動機で来たかによって、お客様の属性やニーズはだいぶ違います。当然ながら、価格帯も変わります。

たとえば極端な例を考えてみるなら、同じ人であっても、なんとなくネットで目について暇だから頼んでみた500円のワンコイン占いと、ものすごく切実な悩みがあってようやく予約が取れた2万円の相談とでは、そこに期待する内容も本人の関わり方もだいぶ違うでしょう。

とはいえ、350円の牛丼と、3万5千円の懐石料理には、どちらもニーズがあります。世の中にはどちらも必要で、どちらが偉いとかダメとか、そこに優劣はありません。単純になにごともTPOがだいじです。いまの世の中なら、超高級料理よりもリーズナブルな料理のほうがずっと需要が多いですが、ご自分がより向いているのはどのあたりでしょうか?自分でわからなければ周りの人に聞いてみたりしながら、冷静に見定める必要があるでしょう。

ですから、占い師も時と場合に応じて「いまはどんな場面か」「お客様が求めているのは何か」を意識した上で、適正なお値段とお客様のニーズにあわせたものを出していく必要があるでしょう。

お客様にご納得いただけて、さらにきもちよく代金を支払っていただくためには、できる限り自分とフィットして、マッチングしやすいお客様がたくさんいらっしゃる環境で、自分の能力をよりよく発揮できそうなポジションに行けるといいですね。

コロナでいまは無いけど、お祭りやイベントなど、不特定多数が集う場所で、通りがかりのカップルや家族連れや、はたまた冷やかしの人(!)たちを10分1000円で占う時は「イベントモード」が必要ですし、事前にしっかり予約してくださる方の真剣なご相談(いまわたしは対面60分10.000円です)の時は「通常運転モード」でやってます。

あとはそうだなー。わたしはメール鑑定は特別な時または、どうしても頼まれてどうしようもないときしかしません。ひとえに、時間と労力が対価と釣り合わないから。チャット鑑定はしたことがありません。そもそも私にご依頼くださる方はいろいろたくさん喋りたい人だから。チャットをご希望されるなら、わたしではなくもっと得意な方ががなさったほうがいいとおもうから。

もともとリアル対面が、わたしのいちばん得意分野です。コロナで直撃されたので、オンライン鑑定もするようになりましたが、それでもやっぱりリアルタイムで話す、という条件をつけています。そもそもお互いに条件が合わない占い師とお客様とは、最初からお互いにマッチングされないほうがお互いのためでしょう?

自慢じゃーないが(あちこちで自慢してるけど!)「たまきちゃんの客筋はすごくいい」と、故・まつい先生に褒められたことがあります。その言葉はもう本当に私のサイコーのお宝です。(え?わたしはなにもしてないですけど!)ええ。これもひとえに、たくさんのお客様のおかげです。ですから「この人に頼んでみたい」とこれからも思っていただけるように日々これ精進なのです。

占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!