占いを喋る、占いを書く(1)
「占いを仕事にする」と言ったとき、人によってイメージする内容や業務はだいぶ異なるのかもしれません。
対面鑑定
わたしはこのゾーンのお仕事がいちばん多いです。もともと自分の場所があって(治療院)、そこに人がおいでになるスタイルの仕事をしていました。なので、個人事業主としてお客様に提供する内容が治療から占いに変わっただけで、あまり違和感もなく、条件的にかなり恵まれていると思います。
同じフリーランスの方であっても、直接お客様と接する業種でなかった人たちは「最初、目の前の人のお財布の中から直接お金をもらうのが緊張して慣れなかった」とおっしゃるケースもありました。なるほど、そういうこともあるかもですね。
対面鑑定の占い師さんのお仕事としては「占いの館」に所属されている方がいちばん多いのでしょうか。カフェやバー、レストランや雑貨店などの店舗に定期的に座っていたり、もしくは「カフェ鑑定」としてどこかのお店でお客さんと待ち合わせして鑑定するケースもあるでしょう。
なんにせよ、現在(2020年6月)はまだ新型コロナウイルスによる社会の変動が大きくて、この対面鑑定のゾーンは最も大きく影響を受けています。今後どのような形に推移していくのか、われわれはいま変化の真っ只中にいます。
オンライン鑑定
新型コロナウイルスにより、対面で会うことが難しくなった社会の変化をきっかけに、それまで個人でお客様を受け付けていたわたしのような立場の占い師が、対面鑑定をZOOMやスカイプ、Microsoft Teamsなどに置き換えているケースは増えているでしょう。
とはいえ、占い全体でみたら、電話占いやチャット占いのように「バーチャル占いの館」のようなプラットフォームとなる会社に所属するケースが圧倒的に多いのではないでしょうか。
どうやら、電話鑑定のお客様とお店の対面鑑定にお越しになるお客様とはだいぶタイプが違うそうですし、チャット占いのお客様もまただいぶ傾向が違うそうです。
短時間で端的に具体的にズバっと答えを出す必要があったり、超!頻繁にリピートする方がいらっしゃったり、超!長時間の依頼になったり、このあたりは伝聞なので、詳細はもっと詳しい先生方に尋ねてくださいね。お店の営業方針もいろいろあるでしょうし。
漠然と「お客様に占いを提供したい」といっても、いろいろなケースがあります。占い師に求められる技量や占いの質も、それぞれの場面によってだいぶ異なることでしょう。
対面で喋るよりも書く仕事をしたい、という方もいらっしゃるはずですので、つづきます。
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占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!