見出し画像

相性は図形を作りたがる?

誰かと出会うことで、人生が変わった人はたくさんいるでしょう。
いいほうに変わることも、悪いほうに変わることもある。

最初は感動してすべてがバラ色だったのに、そのうち「どうしてこんな人を好きになったのか」と幻滅して苦しみに苛まれるようなこともある。

最初はなんだかピンとこない、パッとしないとおもったのに、長い時間を重ねていくうちにだんだん息が合ってだいじな存在になることもある。

たったひとりで後生大事に抱えているだけの可能性よりも、他の誰かと関わって化学変化を起こしたほうが、人生の可能性は広がる。

いいほうにも、悪いほうにも。


相性は図形を作りたがる

西洋占星術を熱烈!勉強中だった頃に、「相性」の講座で聞いたこんなフレーズが耳に残っています。

「相性は図形を作りたがる」

↑  正確な表現は忘れましたが、要するにそういうことだ。(ノートは探せばどこかにあるけどいまその暇がない)

はぁ? 知らない人からすれば、なんのこっちゃ?ですよな。
よくご存じの方々にとっては、そうか!そうだね!案件であります。

ひとりだったら、ただの点とか線でしかない象徴が、誰かと出会って組み合わせることによって、もっと広がりと形のある図形になる、それが相性だ!という話なのです。

つまりそれは、どういうことかって?
拙い図を書いてみます。どれどれ。

関係が図形を作る

例えば、Aさんは赤線で示すような配置を持っているとします。
Bさんは、紺色の点だけを持っているとします。

この二人が出会ったとして、継続的や反復的になんらかの関わりを持つようになったと仮定します。

すると、AさんとBさんの複合体として三角形ができます。ざっくりいえば、三角形の象意は「増える。広がる」です。

つまり、Aさんにとっては、一本線より大きな三角のほうがなにかと融通がきいていいかもしれないし、Bさんにとっては、ひとりぼっちの点のままよりも、もっとスケールの大きな世界が広がるのでは?と予想ができます。

とりあえず正三角形で話をしましたが、他にも二等辺三角形とか、直角三角形とか、正方形とか、いろんなバージョンが考えられますし、それぞれに意味合いが違います。(もっと詳しいことは西洋占星術の勉強をするとわかるよ!)

自分と相手の距離感は?

どんな対人関係でも距離感はだいじですね。

ざっくりいえば「自分と近い?遠い?」「なんかわかる/ぜんぜんわかんねー」などなど、グラデーションがいろいろあります。

話の都合で、ものすごく簡略化してみます。
どん。

左の図は「THE 同質」とでもいえばいいかな。
AさんとBさんは、幼なじみで通った学校もずっといっしょで、高校生の頃からお付き合いしてそのまま結婚してそのまま地元に住んでて、家族もまわりもみんなよく知ってる人ばっかり。みたいな状態を想像してください。
言わずともわかるツーカーの関係。わかるわかるー!って共感しやすいけど、ムカつくポイントも同じ。

右の図は「THE 異質」としておきましょうか。
Aさんは高校卒業したら地元を遠く離れた地にやってきた。生まれ育ちも文化も全然違う人がいっぱいいて刺激的。その中でも特に気になるのがCさん。Aさんとは全く違う環境で育っていて、Aさんがこれまでみたこともきいたこともない体験をたくさんしている。なんか、気になる。ぜんぜんわかんないけど、気になる。みたいな。

同質の存在だから安心するのか?未知の存在だから好奇心をかきたてられるのか?みたいな。まぁこれは思考実験です。

そのときのサイコー!でいいじゃない

そう。Aさんにとって、BさんとCさんとどっちがいいのか悪いのか、そもそもどっちの人生がいいのか、そんなことはわかりませんよね。「それはその人による」としか言いようがありません。

Aさんがもともともっている資質にとっては、よく知ってるBさんとの人生のほうが充実度が高いのか、それとも未知の地でCさんのような人たちとであっていくほうがいいのか、それはAさんじゃないとわからない。

それに、若いときはCがよくてもやっぱりBとか、Bサイコーとおもったけど退屈してやっぱりCとか、いやもうどっちも違うし、Dさんがいいって、となるかもしません。

要するに「あなたは、この人と(人じゃない場合もあるけど)組んだら、こんな関係性になって、こんなことが起こりそうだよ」と読み解くのが相性リーディングの醍醐味であります。

あ。図形の話から脱線してしまった。
まあいいか。

↑ つづきはこちらへ

占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!