取り急ぎ プロフェッショナルを拝見しました

プロフェッショナル見ました。
校正者の大西寿男さん。

めちゃくちゃ有名な方だから、テレビだし、きれいにまとまるのだろうと思ったけど、全然そんなことなく。
作業の様子も悩むことも苦しむこともむなしくなることも締切ギリギリにヤマトに駆け込むのも、ペーペーの私と同じでした。
そんなことを何度も何度も繰り返して繰り返して繰り返した、たくさんの積み重ねでできているんだろうな。

5年目になろうとしてる私は、今まさにゲラが読めなくなっています。だから、校正業をおやすみしています。
大西さんがゲラの半分以上を残して締切を迎えた、ちょうどそんな時期かもしれません、私も。

短い納期と安い単価、「サーっと見てくれればいいです」ってどこまでを言いますか?本当にサッとみるぞコラ。
私はなにをしているんだろうと本当にむなしくて、毎月の収入から税金がごっそり引かれて、なんのために生きてるのか、わからなくなりました。

私がこれからどうするのかは、まだよくわかっていません。
校正を再開するのかも、他の仕事をするのかも、なにが良くてなにが良くないのか、私の中では迷子のままです。

最後は出版社に出向いて、話し合いを無事に終えたところで番組は終わりました。
きっとなんとかよくできた日もあり、くったくたにつらい日もあり、そのなかでたまたま切り取られた1日だったのだろうなと。これからもおんなじような毎日が続く、それを淡々と受け入れる固さを感じました。

大西さんの本、申し訳ないのですがまだ全部読めていないんです(校正のこころ)。これから、また少しずつ読ませていただきます。

良いも悪いも、今日の放送を見て良かったと思っています。
大西さんのすうっとした校正に対する姿勢や思いは、末端の校正者にも届いています。

拙い文ですが、取り急ぎ、今の気持ちを書き留めました。

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