将棋が強くなるnote

将棋を初めて間もないうちは、将棋というゲームに触れれば触れるほど強くなるものだが、ある程度の棋力を境にそうではなくなってくる方が多い。指せども指せども将棋が強くならなくなるにつれ、将棋との付き合い方を考えたり「自分には才能が無いから」と自虐的に嘆いている方は、かなりおられるのではないだろうか。

しかし、将棋というのは視点を変えれば、ある程度の棋力からでも実力を伸ばす事は可能だ。というのも、将棋というのは実はシンプルで素直な考え方が一番有力だからである。そして棋力が伸びなくなってきて悩んでいる方の大半は、このシンプルな考え方を見失ったり、そもそもそんな考え方自体が無かったりする事が原因である。

本ノートは、将棋の勝ち方、強くなる理論について指南したものである。対象棋力はアマ初段から五段くらいまでを想定している。それ以上の方は特に私が教えれることも無いので読まなくていいと思う。

このノートを読めば、棋力が幾分かはアップする事は保証したいと思う。勿論強くならなかったといって訴えられたら困るので、本当の意味で保証するわけではないが、何かしらプラスになるのは著者として確信している。

そして最もこのノートで大事なのは、強くなる方法を紹介といっても苦行のようなものでなく、これを読めば将棋というゲームを更に楽しめるようになるという点である。こちらも同じような保証をしておきたいと考えている。

では、本編に入ろう。

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