東山動植物園に行ったら変な動物だらけだった話
こんにちは、極楽だぬきです。
ちょっと前に愛知県は名古屋市、東山動植物園に行ってきましたので、愉快な動物たちをご紹介します。
東山動物園といったらこのタワーですよね。
その堂々とした佇まいはさながら自由の女神、厳かな面持ちで天に聳える姿に感動すら覚えます。
ちょうど飛行機が飛んできてこのタワーと交差する瞬間があったので、これは絶世のシャッターチャンスだと確信しカメラ(スマホ)を掲げたはいいものの、撮影ボタンと間違えてインカメを開いてしまったため撮れませんでした。
こういう人生を送っています。
唐突ながらここで後悔謝罪の意を述べておきますと、この私、東山動物園には本園に加えて北園があったことを完全に失念しておりまして、今回は本園しか回っておりません。
ちなみに北園には私の大好きなアメリカバイソンや両生類のほか、かの有名なイケメンゴリラ、シャバーニさんもおられたみたいです。何してくれてんの?
大人になって久々に来たらこんなにも狭く感じるのか~♪とかアホ面こいてたのが本当に悔やまれます。
2/3ぐらいしか回ってないんだからそりゃ狭いだろうよ。
だがここでひとつ言い訳をさせてほしい
本園を回りきったタイミングで、スマホの残りバッテリーがわずか20%だったんです。
これではいけませんよね?
だからあえて、あ・え・て北園には参らなかったのです。
こうとでも言っておかないと、この後悔と自分自身への怒りは鎮まりそうにありませんので、見苦しい正当化だとは思いますがお許し願います。
淡々と書いておりますがこの件でかなりショックを受けておりまして、恐らく数日は寝込むと思います。
気を取り乱して、失礼取り直して、元気に本園のどうぶつさんたちを見て回ろうと思います。
まずお目にかかりましたのは、サイさんでした。
目を閉じてわずかに顎を上げ、エラく気持ちよさそうに水を浴びてました。
これが美女なら観覧スペースは男性でごった返してそうですよね。
この子より少し小さめのサイも隣で同じように水に入り、スプリンクラーを浴びていたのですが、浴槽につかりながらシャワーも同時に済まそうとしている怠け者のような顔をしており、なかなか親近感を感じました。
お次はこちら、フラミンゴさんです。
フラミンゴのこの特徴的なピンク色は、餌に含まれている色素の色だそうですね。
なので餌を食べれば食べるほど(成長するほど)身体はピンクに染まり、赤ちゃんの頃は真っ白みたいです。
ということであれば、右手前のフラミンゴズ(複数形)はまだまだ若造だということでしょうか。
もしくは餌をすべて奥のフラミンゴズに奪われ、ひもじい思いをしているのでしょうか。
私みたいなひねくれた人間は、動物園の動物たちに対しても邪推をしてしまいます。
その近くに、目をひん剥きながら微動だにしていない謎の鳥がいましたので、咄嗟に撮ってしまいました。
何ですかその目は?
実はこの謎鳥の眼前に小さい男の子がいたのですが、まさか狙ってるわけじゃないでしょうね?
野生の本能が頭を支配しているのでしょうか。
なんとかその本能を理性で押さえ込もうと必死なのでしょう。
故にこの表情なワケですね。
で、なんか塞ぎ込んでいるワラビーくんもいました。
何か嫌なことでもあったのでしょうか。
きっと北園を忘れていて本園しか回らなかったんでしょうね。
恐らく皆さんが想像している4倍はこの件でショックを受けているので、数日は寝込みます。
しかしこのワラビー、どうしてこんな悲しげに見えるのでしょうね。
少し丸まった背とへちょへちょした耳がその原因でしょうか。
よく見ると視線も下を向いていますね。
これは恐らく過去に犯した何らかの過ちを後悔しているところだと推察します。
そのワラビー(哀)と同エリアに、コイツがいました。
明らかに他のカンガルーとはオーラが違っていたので、ボスなのでしょうか。
一見してすぐにわかるバトルオーラを纏っており、明らかな強者感を醸し出していましたが、もしかしたら寝ていただけかもしれません。
昼間でしたし耳も垂れていますので、リラックスタイムだったのでしょうかね。
ちなみにAIチャットで「カンガルーにケンカを売ったらどうなる?」と聞いたところ、「ヤバいので逃げろ」という単純明快な回答が返ってきました。
これぐらいシンプルな方が、動物の危険性は伝わると思います。
お次はこの穏やかな顔をしたしろくまさん。
このしろくまはどうやら私によく似たひきこもりのようで、かなり長い間後ろの穴(屋内観覧用スペース)でグダグダしていました。
隣接するアシカエリアでアシカが鳴き始めたと同時にノソノソと出てきてくれましたので、祭りが始まったとでも思ったのでしょうか。
アシカはおそらく1匹しか鳴いていなかったにも関わらずバカうるさかったので、あの鳴き声をなんとかすれば音響兵器として使えると思います。
お次はこの写真を見てもらいたいのですが、
見えにくいですが白い鳥の目線の先、ケージの右上で野生のカラスが餌を食っています。
このカラスなんとこの私に向かって飛びかかってきやがりまして、情けない悲鳴を上げながら回避したらこの場所にとまりやがったという具合です。
生意気にも他人(他鳥)のケージの上で羽を休めながら、私を襲う前にどこかで拾ってきた木の実をつつき回していました。
この白い子も流石にこの事態は予想外だったらしく、わかりやすくビックリしていて可愛かったです。
お次はこの写真。
本来キリンを被写体にして撮ろうと思っていたのですが、偶然にも手前の謎鳥が素晴らしいタイミングで画角に入ってきたので、瞬時にシャッターを切ってしまいました。
この鳥のような小さきものは、キリンのような大きなものに憧れを抱くのでしょうか、はたまた疎ましく思っているのでしょうか。
期せずしていろいろな含意を読み取ることができる写真を撮ったみたいになってしまいました。
ピューリッツァー賞待ったなしですね☆ミ
で、その写真を撮った直後に見たのがコイツ。
コイツはもう完全に寝ていましたが、何故この角度で寝ていられるのでしょうか。
コイツの背後では遠足か何かで来ていた園児たちがお昼休憩を取っていたのですが、彼らとの静と動の対比がどことなく美し……くもありませんでした。
あまりにも動かなかったので、私はコイツを不動明王と名付けました。
何事にも動じないその精神力は見習うべきかもしれません。
まさかぐうたら寝こけているだけで1人の人間に教訓を与えた挙げ句、仏の名を授かることになったとはコイツも思っていないでしょう。
満を持してお次は、皆様お待ちかねのコアラさんです。
やはり東山動物園といえばコアラですよね。シャバー二?知らない子ですね
で、ここのコアラさんズにもそれぞれ個性があるようで、
なんか上手いこと木の隙間に引っかかって寝ているコアラもいれば、
不安定な足場に必死にしがみついているコアラもいました。
1枚目の子はどうやら爆睡を決め込んでいたようで死んだように眠っていましたが、2枚目の子は時たま目を覚ましては慌ててしがみつき直していたので、早急に場所を変えた方が寝やすいと思います。
でもしがみつき直した後に耳をぱたぱたさせていたのがとてもcuteでした。
なぜ頑なにその場所から離れないのかが甚だ疑問ですが、彼にものっぴきならない事情があったのだと思います。
さて、ここまで私の東山動物園探訪記にお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。
北園を忘れていたのがホンマに悔やんでも悔やみきれないのですが、本園だけでもとても楽しむことが出来ました。
次行く時は絶ッッッ対に北園も駆けずり回ろうと思います。
ちなみにあのボスカンガルーですが、モノクロにしたら黒澤明作品みたいな威厳が出て面白かったので一応貼っておきます。
ご閲覧ありがとうございました!🐨🦍
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