さざ波を立て続けよう根気よく

昨日は、NEKKO × アドソキア共同企画
「あれ? なんで私たち働かなくちゃいけないんだっけ?」
にご参加ありがとうございました。
藤原辰史 さん、松村圭一郎 さんの対談に始まり、+ NEKKO編集メンバー + アドソキアメンバーが加わり、会場の皆さんも加わっていただき、平日のお昼間なのに多彩な方々が来てくださりとても刺激的な会となりました。
今回は松村さんがフィールドワークされているエチオピアはじめ、アフリカやニューギニアの人々の暮らしぶりや働き方、モノの考え方などを教えていただき、日本の常識とは真逆だったりするところを糸口に対話は広がっていきました。
自分たちが「当たり前」と思っていること、「そうしなければいけない」と思い込んでいること、、、勉強、就職、貯蓄。
「そういうものだ」と思い込んでいたり、疑ったこともないこと、、、政治、教育、福祉、国家。
いやいや、世界にはこんな考え方、こんな働き方、こんな暮らし方もあるよ、って聞くと、疑ったこともないことが揺らぐ。
揺らぎを近しい誰かと共有してみる。
そんなさざ波が社会を変えていくかもしれない。
そんな風に思います。
私は3年前に仲間とともに京都市会議員に立候補をした時、まさに選挙をフィールドワークするような感覚でした。
選挙ポスターの不思議(なんであんな顔大写しに極太文字なんだ?)、タスキや白手袋の不思議(目立ったらいいんか?)、公選法の不思議(事務所に来てくれた人に緑茶を出すのはオッケーだけどコーヒーはダメってマジ?)、「おかしいよなあ」って言いながら従わねばいけないこと、変えられそうなこと、試行錯誤をしました。
そのフィールドワーク感覚は今もずっと続いていて、この国の政治や行政の不可思議を観察しているようなところがあります。
昨日のお話で、他国を面白いと思うと同時に長年差別や搾取が続いていることを忘れてはいけないのではないかという指摘をしてくださったのはアドソキアメンバーで学生でもある越川さんでした。
そうです、不思議や不可思議は、どこかで誰かの得に繋がり、どこかで誰かのしんどさに繋がっている。
問題の本質は遠く巨大に見えるけれど、だからこそ、自分の暮らす町で、「おかしいよね」「変えられるはずだよね」って、さざ波を立て続けたいなあと思います。
今回のお話はNEKKO3号誌上でご覧いただけるよう編集作業をします。
NEKKO3号は年内発行を目指しています。

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