看護師への道

現在看護師として働いているけど
元々は自己紹介にも書いた通り“看護助手”からのスタート

といっても准看護学校入学し、勤務しながら通学するスタイル
勤務先の寮に住み、寮と学校のみの生活
資格はないから助手扱い

この時に人扱いされず毎日朝早くから夜遅くまで仕事
仕事といっても掃除に物品補充、厨房の手伝い、洗濯などの雑用
休みもほとんどなくて、新人いじめやパワハラが普通にあるところだった

高校卒業して最初の職場だから違いなんて分からない
ただただ毎日仕事をこなして、毎日罵声を浴びるのを耐える毎日
悔しい思いをして「資格活かさないと」と自分なりに思った

高校が福祉科で介護福祉士を持っていたので看護助手を辞めて介護の道へ
准看護師も合格したけどその職場に残りたくないので退職

介護士として働いたのは「老健施設」
准看護師の資格はあったけど経験が全くなかったので介護士として勤務

ここでは同年代が多くて、楽しいより妬みが多かった
もともと群れて行動するのが苦手な私はこの時から黙々と仕事をするタイプ

上司からの評価は良く、同世代からはいじめのターゲットとなった
“またいじめ”
本当に今振り返ると「そんなに暇なの?」と思ってしまう

でもこのころから「やられたらやり返す」の気持ちも出てきて
さらに仕事をこなしたり、時には言い返したり…
どんどん気が強くなった時期かもしれない

そんな施設勤務で利用者さんが急変して何もできなかったことから「もっとできることを増やしたい」と再び看護の道へ進むことを決意する

准看護師として初めて勤務したのは普通の個人病院「療養型病棟」
見るもの、聞くこと、すべてが初めて

でもここで出会った主任さんの教えが今でも身についているくらい
看護師としての働き方をいろいろ教わった
・夜勤に仮眠はあっても寝に来ているわけじゃない
・患者さんのために何ができるか、どうしたらいいかを優先に考える
・急変時、その患者さんだけじゃなく他の患者さんの観察やケアも必要
(驚いて体調を崩す人もいる)
とにかくいろいろ教わった

この主任さんに出会ったことは今でも感謝しています
そして准看護師として勤務し、少しづつ経験したころ実家に戻ることになり初めて精神科に勤務することに…

精神科と聞くと“怖い”イメージがある人もいると思います
私もそうでした

でも実際は“すごく素直”
自分の望みを伝える
納得いかないと拒否する

何より笑顔が素敵
精神科の魅力にはまり現在も精神科で勤務しています

そして今の旦那と出会い結婚
転勤で地元を離れ、仕事と家事をこなす毎日

その時働いていた勤務先で「准看じゃダメ!進学しなさい!落ちてもいいから受験しなさい!」とほぼ強引に受験し進学することに

進学した学校は通信制
通信といってもテストや授業で登校することもあり、実習もある

今度は仕事と家事と学校の生活がスタート
さすがに有休は無くなるし
休みも学校の都合で潰れるし
今でもどうやってこなしていたのか不思議なくらい

成績は下から2~3番目、テスト勉強も国家試験勉強もほぼしていない状態
そして国家試験を迎える

国家試験は1回目は落ちてます
落ちた原因は“寝てしまった”から

試験に緊張しない私は友人の分のお昼ご飯も食べてしまい
お腹いっぱいで昼からの試験で寝てしまう
試験官の「残り20分です」で目が覚めました

慌ててマークシートを埋めて試験終了
問題も見ていない状態
で、結果は1点足りなくて不合格

1点…
ここで変なポジティブが出て「じゃあ次は合格する」となり
本当に2回目で合格

しかも合格ラインのプラス1点での合格
こんなこともあるんです
そして正看護師となりました

正直なってみると正看護師は「責任ある業務」が増える
でも「できることを増やしたい」この望みは叶いました

看護師という仕事を
精神科勤務を今は楽しんでやっています

これが私の看護師になるまでの話