見出し画像

それを世の中では

パン屋のバイトですが…気の合わない人とも表面上は協力してやってます。笑
気の合わない人とだからこそ、余計に協力しないと(しあってるとは思ってない笑、私が一方的に協力している笑)仕事が進まず、さらにイラっとするので。
でもまぁ、不思議なもんで、こっちが協力してると、向こうも協力してくれます。笑

で、ドーナツを揚げていたのですが、途中、ちょっと離れた隙にタイマーが鳴ってしまって、結構距離あったので急げ!と思ってたら、その人がタイマー切ってフライヤーから揚げてくれてた。

「すみません、ありがとうございます」
「これ…いつものあんドーナツですか?」
「?そうです」
「なんか、違う…」
といって去って行きました。笑
そうか、そうか、どこが違うのかわかんないのか。

が。

世の中ではそれを
美しいと言うのですよ。笑


私、仕事に慣れてくると「どれだけ美しく仕上げられるか」を日々考えるようになります。なんなら、慣れてなくても考えます。笑
常に判断基準は「美しいか、美しくないか」です。笑

ドーナツ系は生地が網に乗せられてきます。で、そのままフライヤーに入れて揚げ、ひっくり返して片面を揚げて、両面揚がって出来上がり、なのですが…

普通にこれをやってると、最初に生地を乗せた時に下に網の目が付きます。で、ひっくり返して揚げて、冷めるのを待ってる時に反対側にも網目が付いて、結局、両面網目が付くのですが、これが美しくない。笑 特にあんドーナツはあんが入ってる分、重たいのでがっつり網目が入ってほんと美しくない。これ、なんとかならんかなぁとずっと考えていたのですが、初めは最後、フライヤーから上げる前にもう一回ひっくり返してたんですけど…

これ、わかんないんですけど、ステーキとか焼く時もそうなんですけど、最初に下にして焼いた方が綺麗なんです。ハンバーグとか魚もそうだと思うんですけど。ドーナツもそうで、最初に下にした方が最後に上になった方が美しい。なので、ちょっと高度な技術がいるのですが(そんな大層なことでもない笑)フライヤーにいれたと同時に(つまりまだ生の生地のまま)ひっくり返す。ことで非常に美しいあんドーナツに仕上がります。時々、忘れてて最後にひっくり返したりしますが、一応、あんドーナツにおける最高に美しく仕上げる方法は確立しました。笑

なんか違うとは思ってもそれを「美しい」とは思わないのか…

やっぱり、気が合わないなと思いました。笑

ちなみに19歳なら「めっちゃ綺麗っすね」と絶賛してくれます。笑
好き❤︎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?