低山登山編 無知であるから②
①からの続き
阿夫利神社から、登山開始。
雨が止んだ中、慣れない登山を
楽しみながら、ここからは蛭にしばらく会わなかつた。
なんとか、1時間25分後は
大山山頂で写真を撮っていた。
笑顔で😅。
頂上では、もちろんあいにくの天候だから何の景色も見えない。
前に登った娘Aから、海が見えたんだよ
なんて話しを聞いて。
今日は、残念だけど、さぁ下山。
違う道から、下山しょうなんて言い始めた私。
この前も下山は登りと違う道だったと娘A。
その道、わかる?
たぶんわかると娘A。
こんな会話から進み始めたのは、
見晴らし台経由の下山。
歩き始めると前がガスっていて視界が悪い。歩いて、歩いて娘Aがあれ〜と。
どうしたの?
なんか違う。
こんな道ではなかった。
間違えた?
(ここで、戻るという考えがうかばかった)
大山山頂までと初めてみた地名の道標が一緒にある。
この時、今、下ってきた道を戻るより、なだらかな方を選んで進む。
唐沢峠。不動尻。の文字だけが行っては出る。この地名の道標だけが何回も。
聞いたことのない地名なのに、なだらかな道、時々鎖場、そして下り、下り。
霧のもや〜とした中、振り向くとゆっくり下山の娘達の姿が見えない。
「いる?」「いるよ」時々、声かけて確認し合う。
なぜか、私が先頭。
子どもの頃から、野山かけていたから〜妙に足が進む。
娘達、道なき下山など初めて。
私達以外誰にも会わない。
不安、怖い。まずい。遭難。
下っても下っても道路も民家も見えない。
本当にここはどこ???
歩いている道は、きっと以前の雨で崩れかけている道。流された階段。
あれているベンチ。
そして、下って、下って。ジメジメな道を歩く、歩く。
足元にまたまた、蛭。
よく見ると蛭が地面から登っている。
初めてみる光景。
「キャ」「蛭!」
午前中より更に多くの蛭が行く先の地面から登っている。
足についている。足から更に上へ。
蛭を取っている場合ではない。
数が凄い。
ここで、先に宮司さんから頂いたお塩🧂が威力発揮。
どれだけ助かったか。
そうこう蛭と戦っている間にと下山できたようだ。
アスファルトの道。
水の音。
まだまだ、安心できない。
他に人はいない。
熊に注意の看板だけが目に入る。
長い、不気味なトンネルは
娘達と身を寄せ合って通った。
後から調べると、そこは
山ノ神峠から二の足林道。
そこからも、人や車に出会わない。
広沢寺温泉の看板♨️、
ようやく1台の車が私たちを追越す。
しかも、厚木市役所とある。
追っかけたいけど私たち達は
もう走れない。
ここまで、山頂から3時間半程経っている。時刻は、5時少し前。
バス停あるのかなぁ?と更に歩く。
さっきの厚木市役所の車が、駐車場に停まっている。
今度は走った。
「すみません。道に迷ってしまいました。バス停は何処ですか?」
「どこまで行きたいの?」
「大山観光案内所近くの駐車場迄です。」
「送りますよ。」
「ありがとうございます😭😊😭」
車中では、大山山頂からここまで迷い迷い来たこと。
蛭に襲われたこと。
熊に注意の看板が怖くて〜と話した。
すると、3日前にその近くに熊の子が出ましたよ〜と。
更に、ドッキ。
これが無知であるからの結末。
1.戻るという選択をしなかった。
チャンスはあったのに。
2.わからない道を歩いていた。
3.事前に調べていなかった。
だけど〜
ケガもしないで無事下山。
いろいろな力に助けられた。
1.阿夫利神社の宮司さん
2.前向きな娘達
3.歩いて身につけていた脚力
4.日が長い、この時期
5.厚木市役所の方
そして、自分のカン😅
だけど、この後から
登山に行くときは、カンに頼ったり、
行き当たりばったりはしないという
いい教訓になっている。
本当に後から考え、歩いて来た道を調べると怖くなった。
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