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還暦前に

もう今月で住宅ローンが完済、終わります。
と同時に別々に暮らしていくかもしれない。

こんな結末と言う人もいるかもしれないけれど、この夏還暦になる私達には
時間があるようでない。

結婚33年、両親より長く暮らしてきたが積年の不満や、考え方の違いは
小さくなりそうになく、
言い争いはロスタイムとなり、
疲れてきた。

昨年、耳鳴りやあっちこっちの痛みで
通院、検査をしたが結果は問題なかった。
それはとってもありがたく、嬉しい事であるが、それなら何故?

あの人の出す音が怖いからだと気付いた。
〜やってねぇんだよーの大きな声。
怒って締めるドアの音。
怒り込め、冷蔵庫を閉める大きな音。
怒ってお風呂場で出す大きな声や音。
怒りをあらわに階段を降りてくる音。

それらに対して、
私の体の中、ピックとなる。
なんとも言えない手足の深い何処で感じる寒気。

手帳を読み返したら、1年前の今頃は
もうそうだった。
「俺の飯あるのかよー」
「俺の昼飯あるのかよー」
「おい、何処行っている?」
「ハガにするな」
私が昼夜食事作っても、即席めんで
締める

更に、親、兄弟の悪口になっていく。 

そうしたら、「あぁ、もういいや」の思いが大きくなってきた。

あの人は、本来は
暴言を口にするような人ではない、
暴力も振るわない、
だけど、
どうしてもやめらなかった物がある。
アルコールの飲酒癖。
今日までにも、何かの折に病院に行ったり、2019年5月にはその件で2ヶ月入院した。
しかし、その後2年弱には、残念なことに再飲酒。
もっとも恐れていた事だ。
それからは、あっという間に飲酒量が増えて今日に至る。

ただ、その飲酒量が長年に渡り多くなった一因は、
私の至らなさもあるとは、
ずっと気がついでいた。

これから、どうなるかわからないけれど
わかっているのは、

後悔のないように、するべき事、
やりたい事をやって日々過ごしていく事。

幾つまで生きるかわからないけれど、
限りがあると知っている。

50歳になる時には、ここまで思わなかったくらい、
還暦を迎える事に不安、焦り、後悔、
でも、ワクワク感や、開放感、
前に進みたい思いがある。

あの時、あの選択をしたから、
今の私がいると

この先の誕生日がくるたびに
思いたい。


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