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空區地車の力学その70.もしかして地車はUFOか!? 本住吉神社はその交信基地か⁉

住吉の地車にとって本住吉神社は聖地。高校球児にとっての甲子園と同じ。
にもかかわらず、本住吉神社は震災で崩壊する前から、威厳や荘厳という言葉が全く似合わない普通の神社でもある。分家の弓弦羽神社(神社とは全く無関係の羽生結弦の聖地となっている)の方が余程雰囲気の中に佇んでいる。祭りの日は、タイムズ化した境内の車はすべて撤去され、替わりに屋台が軒を連れる。が、それにつけても荘厳さは全くない。

本住吉神社 本殿 (神社HPより)

しかし、本住吉神社は神功皇后が三韓凱旋時に建立した歴史ある神社だ。当時は祠があった程度のようだ。
では「いつ頃建立?」と聞かれると、西暦200年らしい。
江戸時代の国学者・本居宣長翁(1730-1801、国学の4大人の一人)も「大阪の住吉大社よりも古く、住吉神社系の本家。よって本住吉神社と呼ぶ」と息巻かれ、我々本住吉神社の宮司も氏子も神戸市も「こっちが本家だ」としている。
本居宣長翁は「古事記」研究の第一者で、34年の歳月をかけて69歳で「古事記伝」を著した方なので説得力・影響力は超ド級である。
ちなみに古事記は神話の世界なので、神功皇后・卑弥呼説もある。

吉野ヶ里遺跡は卑弥呼の邪馬台国なのかか?
神功皇后の墓は宮内庁管理なので何人も墓には入れない。よって謎のままだ

日本には八百万(やおよろず=無限)の神がいるといわれる。山や岩、海や川、家の中の便所に至るまで全ての物に神が宿っている。
こうした神々が日本国内の神社に祀られている。その数、およそ800万(=無限)。

UFO(未確認飛行物体)に乗りやって来たUMA(未確認生物、宇宙人)が、古代人に文明をもたらした説を信じる人にとって、「古事記」などの神話はエビデンス以外の何ものでもない。
ちなみに本住吉神社には、神功皇后と3体の龍が祀られている。なんと人と龍が一緒に祀られているのだ。
龍はいわばUMAであるから(神功皇后もUMAの化身かも知れないが?)もしかすると、本住吉神社は人とUMAの交流基地であり、地車こそがUFOということか?しかも宮入りでは地車の前を上げたまま時計回りに幾度も回し、神の昇天を補助する。

宮入りではUFO(=地車)に乗った神が天空へとが昇天する!?

これらの物我一体を「サイエンス・フィクションSFである」と、一笑にふせない因縁を感じるのは私だけだろうか?

ふと、夜空を見上げると、きれいな月夜だった。