マガジンのカバー画像

歌の記録

6
恥ずかしながら、30年ほど開いていなかったノートに書き留めていた歌を10年以上弾いていなかったギターと共に記録してみます。
運営しているクリエイター

記事一覧

物語の続きに

天皇陛下のお子様、愛子さまがご卒業後、日本赤十字社に就職されました。 愛子さまご卒業、ご就職おめでとうございます。 この選択は、愛子さまが9年前に書かれた短編小説の「看護師の愛子」に「ぴったり重なる」と「愛子天皇論」225章「愛子さまの就職先は創作小説通り」(SPA!2024年3月5日号)で描かれていました。 <愛子さまの短編小説紹介記事(女性セブン2023年2月9日号)> https://www.news-postseven.com/archives/20230129_1835962.html/3 私もそのように感じ、愛子さまのご決断に感動したので、恥ずかしながら、また歌を作ってみました。今回も動画にしてもらっています。観てもらえる嬉しいです。 https://www.youtube.com/watch?v=q1VG1nrMzNE&list=UUzaumYgeU4HQQQ9KZ0KJYcQ&index=9  それにしても、安定的な皇位継承に関し、自民党をはじめ各党の議員達はどうかしています。 https://www.fnn.jp/articles/-/680997 愛子さまを皇族に残して、配偶者や子供が国民のままなどという、安定的な皇位継承に一切寄与しない、常軌を逸した案を支持するとは。愛子さまに非礼極まりないですね。 ・・・ 物語の続きに あれから幾年経ったのだろう 僕はあなたが書いた物語のカモメ 僕はあなたの記憶の中で 長い年月 羽を休めていました この春のあなたの決心に触れた時 僕は再び羽撃いて 青い大空に飛び立つ あなたは難き時代を歩まれて 多くのことを感じて 学ばれて 卒業した後の選択肢の中で あの物語に重なる道を選ばれました その道は皆に寄り添い続けること 僕は信じる  きっと皆もあなたを見守り続けることを この春のあなたの決心に触れてから 僕は青い大空から  あなたを見守り続ける 2024年3月 詞曲Goro-n

海の上の診療所

本日は天皇誕生日ですね。天皇陛下、お誕生日おめでとうございます。ご健康をお祈り申し上げます。  お祝いになればいいなと、久しぶりに歌を作って歌ってみました。  皆さんは、天皇陛下のお子様の愛子さまが、9年前に書かれた短編小説をご存じでしょうか。 時々、女性誌が転載しているので、読まれた方も多いかも知れませんね。読まれていない方も一度読んみては如何でしょうか。文章力が凄いです。 <愛子さまの短編小説紹介記事(女性セブン2023年2月9日号)> https://www.news-postseven.com/archives/20230129_1835962.html/3 そして、漫画家の小林よしのり氏が、この短編小説を「愛子天皇論」(SPA!2024年2月13日・20日合併号)で漫画化して愛子さまの無意識の覚悟を描いています。 恥ずかしながら、この歌は、この短編小説の漫画版で感じた気持ちを表した返歌になります。 プレ録音版は、素敵な絵と合わせて動画にして頂いています。観ていただけると嬉しいです。 https://www.youtube.com/watch?v=j1TG8RzgDgM 海の上の診療所  大きな海の上 途方に暮れる僕は 脚を怪我して上手く飛べないカモメ ある朝見かけた漂う船に 導かれるようにたどり着いた 船には優しいあなたが一人で立ってた あなたは一生懸命手当てをしてくれた 元気になった僕は再び羽撃き 青い大空に向かって飛び立つ その船の話を皆に知らせると 傷ついた誰もがあなたを訪ねた 手当てを受けては、旅立つ皆を あなたは笑顔で見送り続ける あなたは勇気と希望を与えてくれる 大きな海の上たった一人で あなたに僕は何を返せるのだろう ひとつだけ確かにできることがある あなたを信じてあなたを愛して あなたの孤独を見守り続ける 2024年2月 詞曲Goro-n

モノトーン

今回は、社会人になった頃に作った歌です。我が事ながら、それほど煮詰まっていた時期とは思えませんが、何か悩んでいたのでしょう。 少し希望を加えてみました。 モノトーン 満員電車の中 人は流動体 押し込まれるまま流されるまま 心はここにはない 首を絞めるネクタイ 少し緩めてみる 深呼吸して柑橘系の 香りにむせている。 毎日がモノトーンに染められていく 移りゆく季節さえも忘れてしまうようで 横断歩道渡る 波に身をゆだね 瞬いている歩行者用の シグナルが急かす 工事現場の柵に 誘導されながら 空を見上げて クレーン車の高さに少し目が眩む 毎日がモノトーンに染められていく いくつ目の今日が来れば 明日が見つけられる 毎日は一つとして同じ日はない 自分から色を付けて 明日を迎えられる 1988年10月(2022年1月改) 詞曲Goro-n

秋桜を気取って

もう30年以上前、姉が結婚した頃に作った歌です。すべてが拙くて恥ずかしい限りですが、どこかに残しておこうと思って、思い切ってここに上げてみました。言わずと知れた、さだまさし氏の秋桜のオマージュ?です。 秋桜を気取って 秋桜の頃に嫁ぐことになろうとは 少し出来過ぎね でも庭先にはその花は咲いていないの 縁側がないからテーブルでアルバム広げた 思えばもう少し迷惑かけてた方が良かったかしら 思い出が少し足りない テレビドラマで泣ける母がいつも通りを装う お茶はもういいよ こっちを向いていて 優しい顔で 空っぽの部屋は明日からは私のものじゃない それでもいつまでもあなたの子供でいさせてくださいねって 久しぶり甘えてみたの 秋桜が見たくて 二人して散歩に出かけた 線路わき薄紅が揺れてる 綺麗ねと言ったきり黙った 秋風が少し切ない ありがとう一言じゃとても言い尽くせなくて 母を見つめていた 何か話してよ 優しい顔で 微笑んで 1988年11月 Goro-n

波戸場

まさかの恥ずかしい限り、第2弾です。40年前、高校生のときに作った歌ですが、上げてしまいます。不安でいっぱいな感じが出ているようです。 波止場 問いかけてみる私の明日に どこに流れ着くのか 私の舟が波止場を離れ海の果てを目指した 成す術もなく流れるままに 広い海見ているよりも 岸を目指してオールを漕ぐんだ疲れて眠るまで それぞれの舟 波止場を離れ海へ散っていく 水面にゆれる枯れ葉のように 頼りない子供のように 問いかけてみる私の明日に どこへ行けばいいのか 砂漠に彷徨う私の影が風に吹かれて消えるようだ 成す術もなくしゃがみこんで 夜を待っているよりも 日陰を求めて歩き続けるんだ疲れて眠るまで 追いかけてくる 私の後を時という名の波が 私は船にしがみついて 波にもまれるままに 1981年3月 詞曲Goro-n

子午線の彼方

開き直って第3弾を上げてしまいます。30年程前に作った歌を改めてみると、絶望的に現実的な別れの場面になってしまいました。ああ恥ずかしい。 子午線の彼方 今 隣にいる君は 世界で一番遠い存在 背中合わせに子午線の距離だけ離れて向かい合っている いつの間にこんな風に 心が離れていたことに 皮肉にも僕らは久しぶりに気持ちを重ねた 明日の朝になれば君はここにいない あんなに好きだった君はここにいない 君と一緒に過ごしてた 数え切れない季節に比べれば 僕らが別れを決めるまでに使った時間はあまりに短い 子午線の彼方にいる 君の横顔を見つめても そんなに寂しくない自分が少し悲しいけれど 明日の朝になれば君はここにいない あんなに好きだった君はここにいない 1990年4月(2021年11月改) 詞曲Goro-n