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71、おんなの聖性

「ラ・メゾン小説家と娼婦」を知る。
おそらく一般受けはしないが、私はこうした偏ったものが好みである。
改めて、重複するが、「娼婦とは、乾いた娼婦的な慈母性を持つ女である」ことを思い知らされる。人の「聖性」の領域の問題である。と同時に俗性とのない交ぜの問題でもある。
女の最高位の勲章というものがあるとすれば、自らのぱっくり空いた聖性の象徴に男を跪かせ、舐めつくすまで崇拝してくれた男たちの数であり、その勲章の数が50にも及べば正に「女の英雄」でもあろう。
(こんな庶民レベルの話を、下世話な話と排斥されるのなら構わないが、歴史の勲章は、表だったものだけであろうはずもない)

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