太宰にとって安吾は友達か(お題箱から)

※この記事は文豪ストレイドッグスの考察です。
※Twitterのお題箱に頂いたお題への返信となります。

頂いたお題:
太宰にとって安吾は友達じゃないんでしょうか(^_^;)


直球すぎて笑い転げましたわよ。

二人は友達のようにも見えるし、友達でないようにも見えるし、見る人によって解釈が変わるのでどっちも正解的なやつな気がしますが…

個人的には太宰は友情に対して潔癖なところがある気がしています。
ルパンはやっぱり彼にとって神聖な場所だと思うんです。
ルパンが太宰を救い得たのは、そこが意味の有り無しを超越した場所だったからなんじゃないかなと。
無意味な関係性と無意味な会話が楽しい、という感覚を通じて、そこにいる間だけは無意味な生をも楽しいものにできる、そんな「ひと時の救済」だったはず。

そこに安吾は「間諜」という意味を持ち込んで、さらには偽りによって神聖な場所を汚したことを太宰は怒っているんじゃないかなと感じています。
安吾は、計画を進めれば織田が巻き込まれることを事前に予見できていたにも関わらず、隠し通しましたからね。太宰の中ではそんな安吾に対して許せないという気持ちが強かったと想像しています。

本編での太宰と安吾の関係性は今のところ、有用で必要だからという条件付きで成り立っていると思います。
かつての3人のように「意味の有り無しを超越した関係性」になっていないので、太宰にとってそれは友情ではない。
そんな線引きが、太宰の中にはあるのかもなぁと考えたりしています。

以上、ただの持論でした。
少なくともミミックが来るまでは、3人の中に間違いなく友情があったはずなので、あの頃の3人よ永遠に、って思っています。

お題を頂きありがとうございました!


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