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1期OPとBEASTの飛び降りについて(お題箱から)

※この記事は文豪ストレイドッグスの考察です。
※Twitterのお題箱に頂いたお題への返信です。

頂いたお題はこちら:
ビーストの最後の方に飛び降りるシーンがありますが、アニメ1期のOPでは飛び降りるところから始まっていて、これは何か伏線か…?と思ったりしましたが考えすぎでしょうかね…?


お題を頂きありがとうございました!!
同じ飛び降りなの、気になりますね…
BEASTの飛び降りはともかく、1期OPの太宰の飛び降りってそもそも何を意味していたんでしょ?

■1OPの飛び降りが意味していること

アニメ1期のOPが飛び降りから始まるとか不吉すぎるよ、文ストくん。
しかも主人公ではなくて、太宰がオープニングを飾っている。
…なにこの怪しい感じ。ねえ?
この怪しさに五十嵐さんをはじめとする制作陣の皆さんが込めた意味。その象徴。必死に考えましたわよ。

結論。「死者の再生」なのかも。

1期OPの一番最初に見せているということは、これは「死から始まる物語」だよってことだと思います。
文豪ストレイドッグスは、文豪という死者を生き返らせた世界です。
ポートマフィアの黒いビルは墓の象徴であり、高所は天上世界というイメージがあります。そこから飛び降りる=地上の人間世界へと降りていく。
死者である文豪を文スト世界に呼び寄せるための儀式的なものという捉え方ができます。
そこに太宰というもう一つの象徴が加わっています。
太宰の異能は「人間失格」
それが死から生に逆行することによって人間失格から人間になっていくという意味合いを持つようになります。
そして同時に、自殺嗜癖を持っていることの表現や、ポートマフィアを去る太宰の伏線も兼ねていると思われます。
ちなみにOPで飛び降りている最中の太宰が途中で目をカッと見開くのですが、それも死からの覚醒の意味が込められている気がしています。

■BEASTの飛び降りについて

一方、BEASTのほうはマジもんの死ですね…
ただの勘ですが、BEASTの死は1期OPに寄せてみたのではないでしょうか?
B太宰は死ねれば、特にビルからの飛び降りへのこだわりはなさそうですし、あのシーンに象徴的な意味合いは込められていない気がします。
紛れもない「死」というファクトだけを突き付けてくる。
B太宰は実は生きているのでは?という説もたまに見かけますが、世界を維持するために妥協は一切許さないことから、確実に死を遂げていると私は思っています。本人もそう願っているはずです。
BEASTの方は「死」そのものになによりもの意味があります。

いやはや…BEASTのこと書くと急に空気感重くなるんだよな…
以上、2つの飛び降りに対する個人的な見解でした!

お題ありがとうございました~!!


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