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怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる

野球選手として活躍をしていた、元大リーガーの松井秀喜さんは、どんなときでもメディアへの対応がよく、その紳士的な態度に多くの賞賛の声が寄せられていた。

それに対して、松井さん自身が著書「不動心」の中でこう述べている。

「メディアの質問の中には、明らかに僕の気持ちを逆撫でするのが目的だと思えるようなものが、まったくないとは言えません。正直に言えば、カチンとくることもあります。でも、記者の人たちも、仕事としてそういった質問をぶつけてくるわけで、個人的に僕が憎たらしいからというわけではないでしょう。それだったら、どんな質問に対しても真摯に答えようと、思っています。」

続けてこんなことも話している。

「イチローさんは以前、選手も記者もお互いが切磋琢磨しあうべきだと話していました。僕も、そうあるのが理想だと思います。しかし、お互いを高めていくその過程で、カチンときたときに怒りの感情を露わにすることは、怒るほうにとっても、マイナスに作用するケースが多いと思うのです。」

一流選手は、目の前の出来事に対する意味づけ(解釈)も一流だ。

ピタゴラスの定理で知られる古代ギリシャの数学者で哲学者のピタゴラスは、

「怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる」

と言っている。

感情は後先考えずにやってくる。

腹をたててつい大声を出したものの、結果として後悔することが多いという事なのだと解釈している。

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