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経営者が一番時間を費やす「振り回されていること」とは?

■『創造すること』と『問題を処理すること』の根本的な違い

先日こんな一節を見つけました。

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『創造すること』と『問題を処理すること』の根本的な違いは簡単である。

問題を処理する場合、私達は『望んでいないこと』を取り除こうとする。

一方、創造する場合は、『本当に大切にしていること』を存在させようとする。

これ以上に根本的な違いはほとんどない。

ピーター・M・センゲ(マサチューセッツ工科大学上級講師『学習する組織』提唱者)

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要するに、私なりに分かりやすくお話をすると、

『望んでいないこと=マイナスをゼロにするためにやること』

『創造すること=ゼロからビジョン実現のためにすること』

ではないでしょうか。

■経営者は『望んでいないこと』に振り回されている

私が以前、仲間と共に上場をさせた会社で、

「どうして、こうも毎日毎日問題ばかり起きて、その解決に翻弄されて時間を費やしているんだろう。いつになったら俺は未来に向けて後ろ向きな問題解決ではなく、もっと前向きな課題解決という仕事ができるようになるのだろう・・・・」

と感じたことがあります。

それも、会社の規模が大きくなり、社員数が増えれば増えるほどその『望んでいないこと』の数も比例して増えていきます。

ですから、できるだけ権限を委譲して、自分ではなくても解決できる問題は各セクションのリーダーたちに解決をしてもらえるようにしないと、経営者としてやるべき「創造すること(本当に大切な仕事)」に取り組めない状況になります。

■経営者の本来の仕事は『創造すること』

では、経営者は『望んでいないこと=マイナスをゼロにするためにやること』という仕事をなくすことができるのかと言えば、残念ながらなくなることはありません(笑)

しかし、経営者が本来取り組まなければならない仕事は、理念追及のためにビジョンに向かって必要な課題を解決していくことです。

マイナスをゼロにすることではありません。

この仕事を限りなく少なくしなければ、本来の『創造すること』という仕事に取り組む時間を生み出すことができなくなります。

1日24時間は有限です。

でもその使い方は無限です。

限られた時間を『本当に大切にしていること』に費やす時間の使い方をしていかないと、いつまでたっても二流の経営者であり、会社も組織もより強く大きくはなりません。

もし、経営者・リーダーとして

「忙しくて時間がない」

「自分がいないと会社が回らない」

「会社の問題に振り回されているばかりだ」

「どのように権限を委譲していったらいいのか」

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