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親孝行していますか?

■自分の思い通りに生きれるのも、親が元気でいてくれるおかげ

私は親孝行に関してはあまり偉そうなことを語れる立場ではないですが(汗)、

以前感じたことを少しだけお話しさせていただければと思います。

ご存知の通り、私は以前外国に住んでいました。

そんなことができたのも、私と妻両家の親が、多少問題を抱えながらも、元気でいてくれたおかげだと感謝しています。

■「親の死」と向かいあった瞬間

私が親孝行を意識し始めたきっかけは、30歳の時に非常に親しい友人のお父さんが、偶然にも2日連続でなくなるということが起こりました。

もちろんお葬式にも参列し、「俺も自分の親が死ぬような歳になったのか・・・」と、「親の死」というものと、はじめて向かいあった瞬間でした。

その時までは「いずれ・・・」ということはわかっていましたが、具体的にイメージしたり、考えたことはありませんでした。

■親元を離れて30年

18歳で大学に通うため東京へ出てきたので、親元を離れてから当時で約30年。

さすがにその時75歳も超えて、親の老いは感じていました。

平凡なサラリーマンの家庭でしたが、本当に素晴らしい親に恵まれて、愛され、それをいいことに、平々凡々と、自分のことだけ考えていればいいように生きてきたタイプだと思います。

40歳くらいまでは、親孝行は息子である自分の顔をたまにでも見せて、一生懸命生きている姿を見せることだと思っていました。

ですから、年に数回実家に帰ったり、東京に呼んだりしながら会っていました。

■親不孝行をしないために「今できることは何か・・・」

ところが、その翌年くらいから、「もしこのまま親に何かあったら俺は後悔をしないだろうか・・・」と、考えるようになりました。

よくよく考えてみると、今更ながら情けないですが、本当に何もしていない自分に気がつきました。

だからといって、それぞれの事情の中で、できることは限られてしまいます。

「今できることは何か・・・」

その結果、せめて毎月1回、顔を合わせて話をしようと思い、お互いの時間が許す範囲で、できるだけ会うようにしました。

残念ながら母は2016年旅立ってしまいましたが、父とは今でも毎月会って話をしています。

以前、母が亡くなる前、両親を東京へ呼び出して会ったときに、父からこんなことを言われたことがあります。

「お母さんは、お前と会った後は元気になる。呼び出してでもくれないと東京に出る機会もないので、気分転換にもなってちょうどいい」と。

少しは役に立てているのかとホッとしたのを覚えています。

■まとめ

みなさんは親孝行していますか?

「何をしたらいいのだろうか・・・」

ではなく、自分にできることから始めて見てはいかがでしょうか。

「親のありがたみは失って分かるもの」と言いますが、生きているうちに、できる限りのことをしたいですね。

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