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運動会の練習が始まった
こんな声が聞こえる
「S君、ダンスの練習の時、マットの上に乗っていて全然やらないんです。」
突っ込みどころはたくさんあります。
マットの上に乗っているなんて…。
なんで、みんなと一緒にやらないんだ…
そして、担任の先生は、
私の指導力不足で、すみません…。と、思っている。
それ、違いますよ。
よく観察すると
この子は、マットの上でゴロゴロしながら、
ダンスを教えている先生や踊っているみんなを見ている。
この子の取り組めない理由は、
① ダンスの完成形がどうなるか、見通しが必要。
② 完璧にしたいから、ある程度見て覚えるまでやりたくない。
(踊るのが好きな子はこれが強い。)
ということは、ある程度練習が進めば、自然に練習に参加できる。
教える側は、焦らず急かさず
① その場にいることでオッケーにする。
② 無理に練習に参加させない。待つ。
③ ちょっとでも、やり始めたら。ほめる。
子どもを指導する時には
観察と待つことが大事。
配慮や支援が必要な子に接するたびに思う。
普通に見える子たちも、集団の中にはいるけど、
心の中はわからない、もっと気付けたらと思う。
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