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オタクっぽい三元牌考(麻雀)

今年もあっという間に12月。
クリスマスが近づいてきました。
麻雀のクリスマスカラーといったら三元牌!?

白→雪
發→もみの木
中→サンタクロース

すこし無理やりですかね?

わたくし村田光陽がネット麻雀アプリ『ジャンナビ』に
参戦しだしてから、10年弱。101競技連盟を脱退してからも
フリープロとしてユーザーのみなさんと熱戦を重ねています。

ジャンナビの機能で自分がアガッた手役の数を見てみたら

白→1394回
發→1337回
中→1419回

でした。
2021年12月現在で総ゲーム数が7936、
77311局を戦って、アガリ率が23.87%
この数字の解釈はひとまずおいておきますが、
三元牌を使ったアガリの数は一番多いのが中の1419回、
一番少ないのが發の1337回でその差は82回。
すべてのアガリ数に比べると
明らかな違いがあるといえるのではないでしょうか?

もちろん三元牌は等価な3つの牌なので、
この数字の差には自分なりの三元牌を打ち出す順番という
理由があるのです。

リアルの麻雀で育った私なのでいちいちアガリの回数は
数えていないものですが、これもネット麻雀ならではの
楽しみ、数字は正直なんですね。

そう、私は配牌で三元牌が1枚ずつあって、それらを処理していくときには
發→白→中の順番で切り出すことが多いのです。
そのぶん發は重なりにくく、發役のアガリ数も少なくなっているのだと思います。

こまかい話なんですが、字牌の切り出しには打ち手の個性が出ることが
多いです。
銀玉親方でおなじみの山崎一夫さんは
「だいたい右手に近いほうから切るよね」
と公言していましたし(リアル麻雀の話なので順番はランダムになるのかな?)、
最近になると、場に重たい牌(ダブ東やダブ南)から一刻も早く打ち出すと
他家に重なっていることが少ない、という意見もありますね。

私が育った環境では他家に利するかもしれない、
ダブ東、ダブ南の重たい牌は
自分の手が勝負の形になるまで絞りながら打ち進める、
といった人が多かった気がします。
そんな打ち手が揃っている卓だとしたら?
こんな戦術もなりたつのではないでしょうか。

◎東場。打点の兼ね合いもありメンゼンで手を進めたいときに
持っている字牌は、東發中中、
そのほかは有効につながっている数牌だとします。
たとえば、こんな感じの手。

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