コロナで人生が変わった、この3年間の話。
2020年にコロナが本格化して約3年。
正直、コロナで人生変わりました。
でも、人生は絶えず変化し続けるので、変わることに良いも悪いもないかなと。
ちょうど2017~2019年の3年間の振り返りをnoteに書いていたので、
今回はその続編ということで、2020~2022年の3年間をザザッと振り返ります。
▼2020年1月。
コロナが本格化する前、まだ僕はカンボジアにいた。
ブログラボの立ち上げ準備をしたり、プノンペンで不動産を買ったり、ZaPASSでコーチングを学び始めたり、YouTubeを再開したり、カンボジアでインターン事業を立ち上げようとしたり、サラダ屋さんを作ろうとしたりして動いていた最中、3月に日本へ一時帰国したタイミングでコロナが本格化し、カンボジアに戻れなくなった。
「これも何かの縁やから、日本にいるからこそ取れる選択肢を考えよう」
そう考えて、カンボジアで立ち上げる予定だった事業は撤退を決めて、トークンハウスの撤退も決めて、レーシックを受けて、株式会社もしもへ入社した。
撤退することにためらいはなく、コロナを悲観することもなく、むしろ新たな道を開拓していこうと前向きだったと思う。
5月末からフルリモートで週4日会社員として働きながら、ブログ運営、ブログラボの運営、トークンハウスの国内拠点探し、コーチング養成講座の受講、あとは映画紹介のTiktokもやったりした。
なんだかんだ色々とチャレンジしていた気もするが、自分では全く頑張れていないという認識で、気づかないうちに病んでいたと思う。
「今の自分は頑張れてない。もっと頑張らなきゃ。でも、なんのために?」
そんな具合で少しずつ歯車が狂っていた。
ブレーキをかけながら、アクセルを踏んでるような状態だった。
そこからはリハビリ期間だと思って「頑張れてない自分を許そう」という意識で日々を過ごしていた。
そんな中で、ナオさんに声をかけてAIRSHIPをトークンハウスの尾道拠点として共同運営していくことが決まった。
そして、尾道に移住してサウナ作りが始まる。
この頃から少しずつ「やっぱ、頑張ってる時のほうが楽しいよな。自分はゴーゴーしていたいんやな」と感じるように。
▼2021年1月。
尾道で迎えた2021年。
ZaPASSの認定コーチになり、個人向けコーチングを始めてクライアント数が一気に増えて、自分自身なかでもコーチングに対する熱量が高まっていくのを感じていた。
その背景には、当時付き合っていた彼女とのリレーションシップが影響していた。
今まで自分の人生は「1に仕事、2に仕事、3,4がなくて、5に彼女」というぐらいの感覚だったと思う。
が、コーチングを学びだしてからか、家族との関係、友人との関係、パートナーとの関係と明らかに意識が変わっていった。
人生の優先順位が大きく変化していってたと思う。
ビジネスへの興味は薄れていき、尾道での健康的な生活や彼女とのパートナーシップにコーチングと、アンテナが変わっていっていた。
新規事業を立ち上げるということよりも、資産運用に興味を持って、ガッツリ運用始めた。
『健全化』をテーマに過ごした1年で、「攻め」というよりは「守り」が強くなった1年だと思う。
これまでは「攻め」にしか興味がなかったので、そのまま行ってたらどこかでクラッシュしてたと思う。
だから、2021年で「守り」を強化できたのは計らずも良いタイミングだったのかな。
▼2022年1月。
2年ぶりにカンボジアに戻り、迎えた2022年。
2年前コロナで急遽戻れなくなってから、プノンペンのトークンハウスの撤退作業や荷物の管理など。
たくさんの人にお世話になったまま、挨拶できずにいたので、直接会って挨拶したいなとおもい、入国が緩和されたタイミングでチケットを取った。
まだコロナの影響は残っていて、空港もガラガラだったけど、それも貴重な体験。
DeFiやNFTにDAOなどWeb3.0と呼ばれるものがムーブメントを起こしていて、自分のアンテナもそこに引っかかった。
トークンハウスの思想はDAOに近いものなので、なにかヒントにならないかなと。
そこから株式会社を清算して、DAOのような形で持続性のあるコミュニティ運営を目指す流れに進んでいった。
ZaPASSでは認定コーチからプロフェッショナルコーチにあがり、コーチングはライフワークとして継続していた。
29歳になり、30代を目前に『人生は長いけど、今の感覚で動ける時間は長くない』と感じるように。
そして、トークンハウスを運営する株式会社22の清算を株主に報告し、清算手続を進めていくなかで、会社員も辞めようかと思った。
一度、このタイミングでリセットボタンを押すのも悪くないなと。
物質的にも精神的にも身軽な状態にして、1年かけて海外を放浪しよう。
自分の人生を振り返ると、その時に自分が固執しているものを大胆に手放すことで、新たな道を切り拓いてきていた。
今、まさにそのタイミングなんだなと。
海外放浪をすることを決めて、具体的な計画を立てていくなかで思ったのは
「待てよ、仕事辞めて海外放浪しても暇じゃない?」
だった。
だし、ただ単に海外放浪しながら紀行文を書いて周っても、面白みに欠けるな。
それなら、いっそ仕事はすべて継続して「会社員としてリモートで働きながら、世界一周する」のほうが今っぽいし面白いなと。
「4ヶ月海外、2ヶ月尾道の半年スパンで、エリアごとに世界を旅しよう。それなら途中でダレることなく、フルで楽しめそう!」
というわけで、11/28~タイに移動して今はカンボジアにいる。
仕事を続けながら海外に出ることを決めてから、自分のなかでまたエンジンがかかりだした感覚があって、仕事へのスタンスも明らかに変化した。
その結果、会社員としてはリーダーになったり、新しく法人設立したり、英語学習に精を出したり、と人生がまた動き出している。
この3年間で変わったものはたくさんあるけど、変わらなかったものはなんだろう?
『ゴーゴーケンゴ』という名前と『人生は楽しんだほうがイイ』という価値観かな。
「成功しなきゃ意味ない」
「成果を出さなきゃ価値はない」
「今の自分は全くもってダメだ」
そう思い込むことで、自分に鞭をうって頑張ってきた部分もあるけど、根っこの部分には『全部、人生を楽しむため』があった。
大きな目標を掲げることも、結果を出すことに執着するのも、ストイックに追い込むことも『全部、人生を楽しむため』の手段だったんだと気づいた。
しんどいことは全て人生のスパイスだと思うようにした。
スパイスのない人生に深みはない。
人生に無駄なことは1つもない。すべてが積み重なって今この瞬間に至る。
3年後は、どんな振り返りができるのか。
楽しみにしながら、また明日から頑張ろう。