言いたい事は言え。

若い頃から「よく喋るし笑うけど、あなたの事は理解しがたい」と良く言われていました。こんばんは、私です。

最近常に思う事はこちら。

「言いたい事は言え。」

基本、何をするにも「気を使って来た」(つもり)の人生で、誰かの行動に自然と目配せをして、誰かが動きやすい環境を作る事が「生き甲斐」と言っても過言ではありませんでした。(できていたかは置いといて)

私は今現在、お付き合いしている方と同居をしているのですが、この間キレながら言われたのが「何がしたいか言ってくれよ。何するかを言ってくれ。わけがわからない。」の言葉。併せて「気を使ってるようで使えてないから。俺が何されたいかわかんないでしょ。聞いてよ。何してほしいか。これから何するかを。なんでそんな簡単なことが出来ないの。」とも言われました。

プチパニックを起こすほど真っ直ぐに言われてしまって、ただもう「ごめんなさい」をつぶやくbotになる程。

基本的にワガママを言えない人間なもので、「何をしたいか」とかがわからなくて伝えられないんですよ。でも、それで周りは納得してくれたりしていて、(気にもかけていない可能性もあるけれど)私はそれで生きてこれたんです。

「あなたはそうだからね。」「そういう人だからね。」

でも、ガツンと言われて気付いたのが「あ、真剣に向き合うってこういう事なんだな」という事。

心なんて当たり前に見えないもので、見えないものは形にしないと伝わらないし理解できないのが当たり前なのに、言う事が恥ずかしくて、もっと言えば「言わなくてもわかってほしい」なんてワガママ言っちゃったりしてたわけですよ。

「言わなくてもわかる」=「愛(情)が深い」と言う謎の方程式。

「言いたい事を言える」の方が、答えに辿り着くのが早いのに、何故謎の力に頼っていたのかわかりません。恐らく、「理想」とかだったんだろうと思います。恥ずかしい!

「自分の意思を"伝える事ができる"」という事。それに対して「考えてくれる」という事。このステップが大事なんだと、痛感。

ただ、よく「言いたい事を言う。」という内容で勘違いされるのは「欠点(マイナスな事)をハッキリと伝えて良い」と、思ってる人が多いという事。

例えば「口臭いよ!」とか、ハッキリと言われたら傷付くに決まってるじゃないですかね。それに、欠点だけを伝えるわけではなくて、私が考えるのは「プラスな事を伝える」という事なんですよね。

「今日は遊びに連れて言ってくれて嬉しかった。」とか「美味しいご飯食べれてよかったね。」とかの、会話のレベルでいいんです。思い切らなくても良いんです。

本当に初歩的な、人間として当たり前な事ですが、当たり前すぎて口に出さない事が多くなる事をあえて言ったりだとか。

私は必ず何かをしてくれたら「〇〇してくれてありがとう。助かったよ。」など、伝えています。それだけで人との関係性が穏和になるし、会話が広がるし、毎日のモチベーションが上がる。

言霊と言うけれど、本当に口に出してプラスな事を言うのはいい事なんだと、なんか痛感。

当たり前な事を、もっと当たり前に。忘れがちな何かをまた備忘録として。

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