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Q. 300 ミノキシジル外用剤は副作用がありますか?

Q.
50過ぎの男性です。
頭頂部が相当薄くなってきたので、ミノキシジルの使用を考えています。
2%ミノキシジルと5%ミノキシジルのふたとおりがありますが、男性は5%だという事ですので今後5%ミノキシジル外用を使う予定です。

ミノキシジルには、副作用があるという話も聞きます。
使用する場合のリスクについて教えてください。

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A.
男性ホルモン性脱毛症は、抜け毛の原因として最も広くみられるものです。
男性の多くはいずれはAGAになります。

強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が増えることと、遺伝的要因が主な原因だと考えられています。

ミノキシジルは基本的には血管拡張剤です。
このため毛包の血流がよくなり多毛という副作用がおきます。
こまかい事を言いますと正確には分かったいません。
K(カリウム)チャンネルが関与しているというお話はあります。

この副作用の多毛という現象を治療に利用しています。

ミノキシジルを毎日頭皮につけると、毛髪の成長を促進します。
一日に2回、つけると効果が明らかに出やすいです。
1回では十分な効果はでにくいようです。

まれに合わない「かゆみがでる」という方がおられます。
「プロピレングリコール」という溶剤が合わない場合がまれにあります。

ミノキシジルの外用剤にも 「プロピレングリコール」 が含まれてない商品がありますのでプロピレングリコールが含まれていない商品を使用してみるとよい場合もあります。 特定の商品をすすめる事になるので、ここでは商品名をかきません。

商品の詳しい解説書をみると 皮膚からも2%未満(約1.4%)吸収されるようです。 かりに多くみて2%が皮膚から吸収されたとしても薬剤の症状が出現するとは思えない量です。 

ミノキシジルの内服をした場合の基本的な副作用は心拍数の増加、体液の貯留、血圧の軽度の低下 が一般的なものですが・・・外用(塗り薬)の場合は、まれに認められる「かゆみ」「かぶれ」以外の副作用はほとんどない・・と言えるでしょう。

ミノキシジルの副作用については詳しい本当の情報はネット上にはあまりありません。

外用剤の資料は以前にネット上にあったのですが・・・現在は削除されています。 自分は保存していたのでよかったですが、ネットの情報というのはいろいろあって削除されることが結構ありますので、必要だと思っている内容は自分で保存していた方がよいかもですね。

次回以降ですこし詳しい情報を書いていこと思いますが・・・
いろいろあって全部は書けないと思います。

その理由含めて次回以降でいろいろ少しくわしく記載していきます。

ありがとうございました。