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Vol.003_hairstyle

たしか小学2〜3年生の頃の話。近所のデパートで買ってもらったお気に入りのトレーナーと同じものをクラスメイトが着てくるという事件が起こった。俺はその日そのトレーナーを着ていた訳ではなかったから双子コーデは免れたんだけど、もう本当にショックでショックで、数回しか着ていないそのトレーナーを着ることは二度となかった。

トレーナーを買ってくれた親と、たまたま同じモノを着てきた彼には本当に申し訳ないんだけど、俺の中に眠っていた「他人と同じモノは嫌だ」という感情に気づかせてくれたという点においては感謝しかない。

というわけで、自分の身なりに関しては小さい頃から割と明確なポリシーがあるんだけど、今回は俺の髪型について紹介していきたい。

#他人と違う髪型にしたい

まずこれは完全に個人の見解なんだけど、日本は社会人男性の髪型に厳しすぎる(就業規則で定められている場合を除く)。そろそろ価値観の多様性が認められてもいい時代な気がするんだけど、そうすると「何で茶髪はよくて虹色はダメなの?」みたいな話になるから、難しいところではある。

ということで、社会を変えるという使命を勝手に自分から背負っていくことで、社会的に許容されるかどうかのギリギリの髪型を模索し続けている。
そして俺は髪型を頻繁に変える。シンプルに飽きるから、というのもあるんだけど、社会性を失わずに他人と違う髪型にするポイントとして、感度高い美容師を見つける→まだ流行ってない髪型を取り入れる→世間で流行り出す というフローに載せることで、大抵の場合、周囲の理解が後から勝手についてくるのである。
俺が社会人になってからの髪型は大きく分けてマッシュ期→パーマ期→スキンフェード期→ツイスト期→マンバン期という感じになるんだけど、今回は直近の髪型を解説する。

スキンフェード
下から上にだんだん長くなる刈り上げ。スキン(肌)がフェードすることからこう呼ばれている。今世間では空前のバーバー(床屋)ブーム。刈り上げが派手に映るかもしれないけど、究極にフォーマルな髪型だと思う。
俺は横と後ろを全部刈り込んで上を七三風に流すスタイルだったんだけど、髪の毛があまりに直毛かつ剛毛で言うことを聞かないので、このパキッとした髪型を一日中キープするために、気付いたら独自のメソッドを編み出していた。まず風呂上がりにタオルドライ→ポマードではなくジェルをゴッソリ手に取る→頭皮へのダメージを省みず根元から塗り込む→コームで毛束感を作りながら形を整える→VO5を大量に振りかける→ドライヤーで崩さないよう気をつけながら水分を飛ばす。こうすることで、普通のメンズがポマードとかワックスを毛先に揉み込んで完成させる髪型を実現することができる。

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ん…?

ツイスト
そうこうしているうちに猫も杓子もフェード七三という状態になり、俺はフェードアウト。髪を伸ばしたかったのと、00sリバイバルの流れが来そうだと感じて、チリチリにならないくらいのツイストをかける。生まれ変わったら窪塚になりたい。

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あれ…?

マンバン
何となく伸ばしていたら結べる長さになったところで、フェードと組み合わせて結ぶスタイルが流行る気配を察知。伸ばしていた刈り上げ部分を再度刈り上げることによって完成。個性的ながらセットが楽で、結構気に入っている髪型。

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え…?

おまけ
髪質が少しでも良くなるように一時期サロンシャンプーを使ってたんだけど、さすがに高すぎるし買いにくいしで続かなくなり、たまたま買ったDoveボタニカルセレクションが髪に合ってて良かったので継続使用中。

そしたらこれよ

以上、ここ数年、知らぬ間にコアラ小嵐氏と髪型がリンクしていたという話でした。マジで最近まで知らなかったし、初めて七三セット動画を観た時に、同じ悩みから我流で同じメソッドに辿り着くことに感心した記憶がある。他の動画も観たんだけど、何となく価値観が似ててファンになりました。ついでに筋肉も似てくれないかな。

#本日の一枚

MABOROSI WEEKEND / AAAMYYY
Tempalayから入ったんだけど、AAAMYYYの声はマジで最高。そしてトラックは音圧バキバキながらシンプルでポップだし、リリックも切ない。ちなみに、本アルバムを含むEP3部作を収録したLP「WEEKEND / MABOROSI / ETCETRA」も必聴。
---My Favorite Tracks---
#1 8PM
#5 MABOROSI
#8 KAMERA(feat.TENDRE)

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