見出し画像

はじめましてのご挨拶、長すぎるプロフ(20)

長野へ。

 今回は仕事の話ではありません。
 アメ横から離れた私には次の目的がありました。随分前から考えていた地方移住の夢を実現したく、脱サラして長野に農家として移住した先輩の家を訪ねて話を聞くことです。
 南信(南信州)には10数年来のキャンプ仲間もおり、伊那に移住した先輩と飯田の仲間に会いに行く10日~2週間の旅を計画します。
 高速バスで飯田に向かい、その次の日に伊那へ移動、数日後に東御市の仲間とも連絡が取れ松本に迎えに来てもらい、東御で2泊。せっかくなので上田から別所温泉、長野市で善光寺なども観光して、帰りは新幹線で戻りました。

三者三様。

 飯田の友達は普段はサラリーマンですがアウトドアを趣味としており、ライフルによる狩猟をしたりとなかなかに面白い男。
 伊那の先輩は、100万円ほどで手に入れた畑付きの家でトルコキキョウを主に栽培する花の農家。
 東御の友達はシャインマスカットの栽培をメインに、旧車の修理・販売、東京でのイベントやカフェの経営などにも関わるマルチに活動する若者です。
 
 飯田では飲んだくれ、伊那では農作業を手伝い、東御ではブドウ畑の雑草刈りを手伝ったりしました。
 
 ためになる話をそれぞれから聞くことや親交を深める事が出来非常に有意義な旅となったのです。

なぜ長野?

 長野の面白いところは、その地域特性の豊かさではないでしょうか? 具体的には南北に長く、東西にも幅があるために多様な文化、気候が広がる土地ということです。
 南信と北信、東信と中信では食文化も違いますし、方言も違うと言われています。
 飯田を代表とする南信は盆地で天竜川と南アルプスに沿った谷の地域。愛知県にも近く、南アルプスに遮られ東京より名古屋が近い街。
 東信は軽井沢や小諸、上田などの観光地が多く、中信は北アルプスに面して白馬などのウィンタースポーツなどが盛んな地域。
 そして北信は県庁や善光寺が有名。なんかこれだけでも凄く楽しそうな県だなぁ。って思うのは私だけでしょうか?
 東京からのアクセスも上田まででしたら新幹線で1時間30分程度。リニアが開業すれば飯田への移動も便利になるでしょう。

大平宿。

 さらに私はここ10年ほど7月の「海の日」の三連休は飯田から木曽方面に向かった山中の元宿場町「大平宿」を訪れています。江戸後期から昭和までの木造建築が残った廃村を手軽に借りて大自然の中で過ごすことが出来るのです。
 携帯の電波は無く電気も必要最低限、熱源は薪、水道は川の水です。お風呂は薪で沸かす薪ボイラー、炊飯は羽釜の竈(もちろん薪)、あとは囲炉裏があります。雨露を心配しなくていいキャンプのような感じです。
 
 このように私の大好きが沢山ある長野県。いつか本当に移住をしたいと思っています。
 
(21)につづく。次回は「コロナ罹患」です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?