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FIRST LIVE

2024年2月4日 日曜日 
板橋区大山にあるダボスタジオにて、53組として初めてのLIVEが行われた。

開場前から待つ人もチラホラとおり、会場へ入れば椅子が用意された空間が見る間に埋まっていく。
後ろからは「前に詰めてくださーい」と声が上がり、立ち見客までいる様子だった。

ザワザワとした中ステージに現れたのは、YouTube画面で見たままの2人。

無音の中で始まるのはテラキュウの「BOHEMIAN RHAPSODY」
透き通ると言う表現がしっくりとくる伸びやかなアカペラ

一瞬、会場が静まってその次にはチバドンのギターが爆音で始まる

「こんにちわー!53組でーす!」

大入満員!

1曲目から爆上げテンションでの「狂喜乱舞」
目が覚めるような爆音と独特の言葉の羅列 
画面越しでは感じられない、やっぱり生のギター音は気持ちがいい!

ハットにタイダイ模様のパーカーとワイドパンツなラフスタイルのテラキュウと、紫のシャツにキリリとネクタイをしたチバドンの対照的な衣装
チバドンのトレードマークのサングラスは三曲めあたりからは無くなっていたり
Jackなバーボンをラッパのみしてみたり、曲間の展開もLIVEならではで時間はあっという間だった。

前列を陣取るのはチバドンファンか

「ずっとチバドンのギターばかり見てるから。ぼく嫉妬しちゃう。」
とテラキュウが言うほどのかぶりつき(笑)

今回のライブは、一部・二部構成での合わせて1時間と言う贅沢な時間割

一部ではYouTubeで演奏された寺坂トモヒロのオリジナル曲の演奏となったが、ライブアレンジにもなっており聴き応えも抜群だ。

「狂喜乱舞」「電脳の意志」「マダムでございます」「B列車寝台」
ツッコミ不在のMCを挟み、ちょっとチグハグではにかむような会話も笑いを誘いながら最後の曲は「魚の頭で」

ここからは、テラキュウの旧知の仲の「ア◯のオビカネ」と紹介される同じく53年生まれのオビカネ氏(あえての伏せ字(笑))が登場
ジャンベを抱えて、小さめな声で自己紹介

曲が始まれば同じ53組の空気感なのか、2人の間に違和感なく溶け込んでいたようにも感じた。

ちなみに今回のチバドンノウエポンのひとつは、YouTubeでも見られていないニューフェイス

幕間の調整ではステージにテラキュウひとりが残る形になり、マイクテスト
ジャンベを叩きながらサービス曲の「WE WILL ROCK YOU 」

「僕も休憩中なんだけどね(笑)」

と、ステージ下と会話をしながら2部に流れ込む
2部はオビカネ氏とテラキュウの池袋ウィロードデュオで始まった。

テラキュウがパーカッション、オビカネ氏がギターという新鮮な組み合わせ
オビカネ氏がアメリカンな楽曲を演奏し歌いながら、その後は19歳頃に作ったという季節外れのクリスマスソングを2人の歌唱で披露

テラキュウさんの口から真っ直ぐでちょっとラブソングな歌詞とメロディが聴けるというのは、なかなか無い事なので
色んな意味で新鮮なステージだったな。

最後にはチバドンも加わり、こ気味のいいテンポで「Stand By Me」
会場からの手拍子も相まって、大盛況の中で終幕となった。

昔の何かと比べることに、あまり意味は無いかもしれないけれど
20年前のテラサカトモヒロのライブにはあまり見られなかったMCや、とにかく楽しそうに笑うステージは
とても新しく、これが53組なんだなぁと感慨深いものもあった。

チバドンの演奏が聴けたことも嬉しかったな。
やっぱり肌で感じるギターの音圧は気持ちがいい!

テラキュウの声は、20年前に比べさらに音域が広がったのかなってほど伸びやかで
ブランクってなんだろう?と思わせてくれるものだった。

無邪気にはしゃぐ大きな少年たちの遊ぶさまを、見ているだけでもワクワクするような。
本当にあっという間の時間でした。

個人的な話ですが、ステージ下でも18年振りくらいに集まるファン仲間と同じ音楽を体感できたのは嬉しかった。
またひとつ、僕の夢が叶った日でもありました。

翌日は関東圏は記録的な大雪
ライブ当日の大山はSUNNYな一日で、これってまさかの奇跡ってやつかなぁなんて。
思い返してこのライブレポを書いたのでした。

また、会えるといいな。
Writing By NORIX

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