見出し画像

「日本ワンピース化現象」の提唱 Japan Onepiecetion Phenomenon

①日本ワンピース化現象

「いよいよ新しい時代がやって来る」
唐突ではありますが、いったい何の話でしょうか?

今の日本という国の話です。
そして同時に、ワンピースの話です。

みなさんご存じの通り、2022年7月10日に行われた参議院選挙において、NHK党のガーシーこと東谷義和氏が見事当選し、晴れて参議院議員になりました。NHK党首の立花孝志氏とともに、既得権益のもたらす悪しき社会構造をSNSを駆使して、まさに「ぶっ壊し」にかかっているのは私が言うまでもありません。
SNSを制する者が、世界を制する。
他国のことはよくわかりませんが、少なくとも日本において、東谷義和氏(以下ガーシー)の当選は「新しい時代」の到来を意味するものであると私は感じています。

そして参議院選挙のわずか22日後、2022年8月1日発売のジャンプ35号においてシャンクスは言いました。「そんなに怖いか 新時代が」と…
その5日後公開のワンピースフィルムレッドでは、その新時代が大きなテーマとして描かれています。いよいよ最終章に入り、ここから世界が大きく変化していくものと思われます。

日本の社会における時代のうねりと、ワンピースの世界線での時代のうねり。
2022年夏、この二つの事象が完全にシンクロして発生しました。
これは決して偶然ではありません。

日本ワンピース化現象
Japan Onepiecetion Phenomenon(以下JOP)
今、日本がワンピース化していることを我々日本国民は自覚するべきであると、私は主張します。

②社会構造

私個人としてはNHK党を応援しています。
やり方はどうであるにせよ、たった2議席の小さな政党で、しかも数か月前までは誰も知らなかった無一文のおっさんが、今や国会議員になって巨大な権力に喧嘩を挑んでいる様は本当に面白い。

まるで、エニエスロビーで世界政府の旗を打ち抜いた、麦わらの一味のようだと感じるのは私だけでしょうか?

世界政府といえば自分たちにとって都合の悪い歴史や事件を隠蔽し、民衆には忖度された嘘の情報を流し、時には政治的、金銭的、軍事的な圧力を行使し、事実を捻じ曲げることで世界の均衡を保とうとしている組織であり、そのトップに君臨しているのが天竜人になります。(正確には五老星であり、イム様ですが)天竜人には誰も逆らえません。

漫画や映画や小説など、一部の既得権益が悪者として扱われる物語は非常に多く、ワンピースもその一つと言っていいでしょう。しかし、ワンピースが他の物語と大きく違うのが、そのストーリーの長さ設定の緻密さです。悪者である世界政府の行動やエピソードがふんだんに描かれており、長年にわたってそれをすり込まれている我々ワンピース読者は、ワンピースの世界線における社会構造というものを明確にイメージすることが容易にできてしまいます。

一方、実際に我々が生きる日本の社会構造とはどんなものでしょう。
なんとなく一部の金持ちが悪いことをしているような気がするけど、概ね平和であり、概ね平等な社会である。といったイメージではないですか?
少なくとも私はそんな頭の悪そうなイメージしか持っていませんでした。
しかしここに来て、そのイメージは一変しました。

メディア、政治家、経済界が結託し、忖度された情報や嘘の情報を流し、都合の悪い事件や事実をもみ消すことで自らの権力を守り、さも平等な社会であるかのように振る舞う一部の既得権益。都合の悪い情報を政治的、金銭的な圧力によって潰しにかかる様は、まるで世界政府であり、圧倒的な権力によってやりたい放題の権力者はまるで、天竜人そのものです。

ワンピースにおいては、世界政府側の、誰が何をしたのかを尾田先生がこと細かく描写してくれることによって、明確に社会構造を認識してきました。
そして、現実世界の日本において、一体どの金持ちが何をしたのかをガーシーが描写し始めたことによって、我々国民は日本の社会構造というものを少しずつ認識することができるようになってきたのです。

2022年夏、我々は日本という国に、世界政府や天竜人とさして変わらない既得権益が存在していることを目の当たりにしてしまったのです。ガーシーという一人の反逆者によって。

③炎帝ガーシー

芸能界を含むメディア、政治家、経済界にはびこる一部の既得権益が世界政府であるとするならば、それをぶっ壊そうとしているNHK党が麦わらの一味であると言ってもいいのですが、印象としてはちょっと違います。
今現在、実際に参議院選挙で票を集め、一部の民衆から強烈な支持を受けて反逆者的なイメージで日本国内にその名を轟かせているガーシーは、あるキャラクターによく似ています。
そうです、サボです。
つまり立花党首がドラゴンです(笑)
ガーシーの場合、炎上という現象をはるかに通り越しており、正に炎帝と呼ぶにふさわしい存在ではないでしょうか。
ルルシア王国ごと消滅してしまうサボ(生きていると信じてる)と、YouTubeとTwitterをBANされて消滅してしまうガーシー(まったく消滅していないが)。
ここまでリンクするともはや怖いくらいです。
一応断っておきますが、尾田先生のストーリー展開がリアル過ぎるからこうなっているというのが大前提で言っています。

ガーシーも凄いし、尾田先生も神です。
しかし忘れてはいけません。ガーシーを担ぎ上げたのは日本国民、我々自身であることを。これが完全なる社会現象であることを。

④JOPの定義

さて、私の提唱するJOPは、特定の個人がワンピースの特定のキャラクターに当てはまるというものではなく、一つ一つの現象が行動が、ワンピースのエピソードに限りなくシンクロしているというものであり、それが偶然ではなく社会現象であるということがポイントです。

ということで、ここで定義しておきます。
JOPとは
25年という長い年月に渡り、ワンピースが在って当たり前の人生を歩んできた人間が、日本の人口のかなりの割合を占めるようになり、知らず知らずのうちに養われたワンピース的な価値観が、社会に影響を及ぼしている現象。
または、元々影響を及ぼしてはいたが、それが極めて顕著に表れている現象。


一説には日本国民の3%くらいがワンピースを読んでいると言われていましたが、これは単行本の売り上げから算出した数字のようなので、実際にストーリーを追っている人数はもっと多いのではないかと思います。
ジャンプの立ち読み、アニメ、海外サイトなど色々ありますからね。

2021年の知名度ランキングだと70%の方が知っているということで、45%の方が好きだと答えているようです。ちなみに対象は10代から50代の男女のようです。
読者の年齢層は2011年のデータで20代以上が90%を締めており、現在は更に大人が読む漫画になっているのではないかと思われます。
また2018年には20代から50代の働く女性に対するアンケートで、「生き方や働き方を参考にしている漫画」という括りで1位になっているようです。

善悪の基準や、行動の指針として、ワンピースという漫画は多くの大人達の価値観にかなりの影響を及ぼしていることは間違いありません。
では、なぜそれが今、社会に影響を及ぼし始めたのでしょうか。
なぜ今、ガーシーが現れ、国会議員になってしまったのでしょうか。

⑤JOPの始まり

偶然は必然である。
という言葉があります。JOPもまた必然です。
ヒカルがガーシーの詐欺に対して絡んだのは偶然だと思います。しかしそれに絡み返したガーシーは必然であり、その後のヒカルの対応も必然です。
結果としてヒカルの初手必然の結果を生むことになったのです。
そしてガーシーを支持した視聴者のチャンネル登録が全て必然です。一か月余で100万人以上の必然が影響しているのです。
立花党首の判断も有権者の判断も必然です。

この一つ一つの必然に、一人一人の価値観が含まれているのですから、ガーシーの出現理由は必然以外の何ものでもありません。

ただやはり、初手は大きかったと言わざるを得ないでしょう。
現在は、ヒカルが謝罪することでガーシーとは和解しているのですが、謝罪といってもその方法や言葉の選択は色々あると思います。
私は、ヒカルが本能的に発する言葉やその行動の裏にある価値観が、ある意味引き金になっているのではないかと考えています。

ヒカルの言葉がガーシーに対して大きな影響を及ぼしたとは思っていません。逆に、ガーシー以外の全ての視聴者に影響を及ぼした可能性を提唱したいと思います。

⑥麦わらのヒカル

ヒカルをご存知の方はよく知っていると思いますが、ヒカルは大の漫画好きであり、特にワンピースはヒカルにとってバイブルのような漫画の一つです。動画を通じて感じ取れるヒカルの価値観は、かなりワンピース的であり、それはヒカルが魅力的である原因の一つでもあります。
ヒカル自身もよく言っているように、漫画の主人公のような人生を望み、それを実行しているのがYouTuberヒカルという男です。
ヒカルの動画を見る時に、ワンピースの世界観をオーバーラップさせてしまうような経験があるのは私だけではないはずです。
ヒカルはトップYouTuberであり、私が今更ここで語るまでもないので細かい説明はしませんが、数か月前に起こったヒカルvsガーシー騒動は、見ている者に、シャボンディ諸島での衝撃と同じ感覚を呼び起こさせたのです。

ヒカルが勝てない…

つまりここでのガーシーはパシフィスタ、あるいは大将黄猿。
ヒカルが意図しない形でのオーバーラップが引き金となり、この事件によって我々は無意識下でワンピースの世界線と現実世界のシンクロを始めていたのではないでしょうか。

あれから数か月後の今のヒカルを見てください。
賛否両論という番組を立ち上げたことにより、以前から付き合いの深い青汁王子与沢翼に加えて、日本最強の男堀江 貴文、NHK党党首立花孝志、avex会長松浦勝人と親密な関係になり、明らかに別の領域に足を踏み入れているのが明確にわかります。今後あの人とかあの人とか、鬼畜な頭脳をお持ちの方々と是非絡んでもらいたいですよね。

要するにヒカルは、シャボンディ諸島を経て、そこから更に前へ、つまり新世界に漕ぎ出しているのす。
ワンピースを地で行く男がここにいるわけです。

⑦ワンピースが終わる日

YouTuberヒカルという存在を追うことによって、我々がワンピースの世界観で現実を見ることを常態化してしまったことがまず一つ目。

それにより、NHK党がぶっ壊そうとしている既得権益と、革命軍がぶっ壊そうとしている世界政府オーバーラップさせてしまったことが二つ目。

そこに来てワンピースが最終章に入り、ただでさえ注目しているところに、新時代というワードが強くインプットされたことが三つ目。

ヒカルを中心としたYouTube界の繋がりが、YouTuberの枠を超えて新世界にまで広がり始めたことで、ワンピースの世界観に拍車がかかってしまったことが四つ目。

これらの工程を経て、ワンピースの世界線と現実世界の日本が繋がってしまっているのが正に今であり、これがJOPという現象なのです。

違う言い方をすると、今の日本の民意がワンピースの世界線の民意になっているということです。もちろん一部の民意になるわけですが、実際にガーシーが当選し、NHK党を支持する人が増えている原因の一つがJOPであるかもしれません。

JOPはシンクロしていることに大きな意味があります。時期的にタイムリーであることが大きな力になっていると考えられます。
ワンピースを読んでいる時YouTubeを見ている時感情がシンクロしているから自分の中での感情のベクトルが揃いやすくなるわけです。

となると、心配なことが一つあります。
もしワンピースがあと2年で終わってしまうのであれば、それまでに世界政府はぶっ壊されてしまいます。
しかし、日本の既得権益をぶっ壊すのに2年は短すぎる。シンクロするには現実がついていけません。
なので尾田先生、最低でもあと5年。できればあと10年お願いします。
日本のためにお願いします。

⑧敵はチャルロス聖

この先ガーシーは悪い金持ちを片っ端から攻撃するでしょう。そして我々民衆はそれを応援することで世論を高め、その悪い金持ちを引きずり下ろすことに成功するかもしれません。
あのチャルロス聖に吠え面をかかせ、その罪を償わせることができるかもしれません。

ですがみなさん、私の話をよく聞いてください。
これは魔女狩りではありません。

もし本当に悪い金持ちが失墜し、何もかもを無くし、行き場を失ってしまうようなことになった時、我々はどうするべきなんでしょうか?

あの人だったらどうするんでしょうね。
あの人だったら何て言うんでしょうね。

ガーシーは我々が破壊して欲しいものを破壊してくれるかもしれません。しかし、この日本という国を作るのはガーシーではありません。我々はそれを知っています。
あなたが教えてくれたから、我々はそれを知っています。
あなたのおかげで、我々は進むべき道を間違えません。

そうですよね、ワンピースを愛する諸君。

あなたがいてくれて本当によかった。
ありがとうございます。
我々は頑張ります。
乙姫様

おしまい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?