幼少期(家庭1)

見た目は非常に仲の良い家族だと思う。
ただ、最近思うのは、本質的なコミュニケーションが取れていないと思う事がある。

話はそれるが、自分の幼い頃を書きたい。
自分の兄弟関係としては、
今は、妹と2人だ。
自分が生まれる2週間前に兄がいたが、3歳で他界した。
そんな悲しい中生まれたか俺だった。
その為、特に愛情を注がれて育ってきた。
買いたいものを我慢した記憶はほとんどない。。
母さんがダメでも婆ちゃんなら何でも買ってくれたからだ。

妹が生まれてからも、
母さんの育て方として、
お兄ちゃんだから〜しないさい!
が嫌だったらしく、兄と妹の差はなく育てられた。

(母さんが長女として、お姉さんなんだから〜しなさい。で育ってきて嫌だったからだ)

だから今でも、妹とは友達の様な関係だ。
たまに舐められるとハイ?と兄感を出したい俺はいるな〜と感じる。

それと、両親からは、
あなたはお兄ちゃんの生まれ変わりでもあるから、2人分頑張りなさい!
と言われていた。
幼少期の頃はこれが少し嫌だったのかもしれない。
自分を見て欲しかったのかもしれない。
それと2人分生きなきゃ!とプレッシャーに感じていたのかもしれない。

でも両親の想いを考えれば、確かにそう言いたくなる気持ちは分かる。
初めての子供で、3歳なんて話せて走れて。これから楽しみな時期なのに、亡くなってしまったんだから、、
俺に重ねるのは悲しさを紛らわせる為だったと思う。
特に、顔も似てる子を育てる。
オムツ替えて、夜泣きして、、
俺が3歳になるまで、どんな想いで育ててくれたんだろうか。
どこかでお兄ちゃんと重ねる部分はあったはずだ。。。

生まれ変わりという意味にはもう2つある。
俺が腹の中にいて、お兄ちゃんが
"この子いつ生まれるかな〜?
2時頃かな〜?"
と言っていたらしい。
事実俺は、2時に生まれた。

もう1つは、俺の名前は"拓矢"だ。
父さんが字画の運勢や、意味を考えに考え抜いて、つけてくれた。

"開拓の拓に弓矢の矢"

自ら切り開いて、矢の様に真っ直ぐに生きていって欲しい。
そんな意味を込めてつけてくれた名前だ。
凄い気に入っているし、自分の生き方の指針にしようと思う。

そんな意味の名前を決めた後に、
父さんが友人と飲みに行った時、
名前は"タクヤ"にしたよ。という話になったそうだ。
その友人は霊感が強いらしく、
"そのタクヤは、お兄ちゃんがその子に、
託すって意味があるんだよ。
だからタクヤって名前が思いついたんだよ。"
と言われたそうだ。

そうしたら、俺はお兄ちゃんの生まれ変わりだと思いたくもなる。
ただ幼少期の頃の俺は素直には喜べてなかったと思う。
俺の人生は?俺という人間は誰?
今だから言語化出来るが、幼少期にはそんな事を思っていたと思う。

今では、自分の中にお兄ちゃんがいて、
常に支えてくれていると感じられるから嬉しい。

2に続く

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