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本屋さんあるある(個人的な感覚)

一生涯の夢は本屋さんでお布団を敷いて寝ること。
結構真面目な夢だったりします。
都会ではブックホテルだったり、
秘密基地のように楽しめる本屋があったり、
雑魚寝が出来る図書館もあるとか。
ただでさえ書店や中古書店が減りつつあり、
四国の小さな田舎では夢のまた夢、
人生も折り返しではありますが、未だに諦められない夢だったりします。

ネット通販が流行っていても、一期一会の出会いが出来る本屋さんは、私には欠かせないもの。
店内いっぱいの紙の匂いを吸い込んで肺を満たしながら、好きな作家さんや新しい作家さんの本に触れるワクワクとした時間、なんと幸せなことか。

自分が体験したあるある事ですが、
新刊発売が2、3日遅れるのは当たり前、
棚ストックには限界がある為、注目されるメジャーなものが見立ちがちで、マイナーっぽいものは2、3件回っても手に入りにくい、やっと見付けた時の嬉しさもありますが。

そしていつも不思議に思う、
その店舗の決まり事によるジャンル設定なのか、明らかにこれは物語なのに何故かエッセイにささっている。
あぁ、ここにささっていたら売れにくいじゃないか、助けたいー、この本を輝かせたいー、 
と、いつも棚の前でもさもさしてしまう。
でも私は店員さんではないので、もさもさした気持ちのまま今日もウロウロしていたりします。

電子版が流行っていても、紙の本が好きで、
でも最近はAudibleの良さも楽しんだり。

宝探しのように中古書店を回ったり、
ただ悲しいのは自分が幼少期に利用していた古書店はほとんど閉まってしまって、
なかなか古い本に出会うのも難しくなってきています。

ひとりの人生で出会える本には限りがあり、
後ろを振り返る暇もなく紙と文字に遊ばれている。
私にとって本屋さんとは、唯一呼吸が出来る場所だったりします。
今日もあの棚の背表紙から色んな夢を読めることに感謝を。

#創作大賞2024 #エッセイ部門


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