変われぬ春

前に仲の良い友人が言っていたこと。
ひとつ上世代の仲良くしてくれていたお姉さん方が、結婚したり 仕事が乗ってきたり など色々な事情が出来てしまって
終電まで遊んだり、お泊まりをしたりどころか、みんなで集まれるのさえ結婚式とかそういうイベントだけになってしまった、と。


我が友人らはゴリッゴリのオタクで、趣味嗜好を最優先する者たちで集まっていたから既婚率はそこまで高くはなく、
絶対家庭は持たない・男と結婚しない と言ってる子もいるけど、
あらかたの友人らは社会性に溢れて家庭的で良好な人間なので
なんだかんだ言っていても、突然に家庭を持ったり生活が変わるんだろう、と思ってる。私を残して。

私は私だけが残されることを考えているけど、
同じように「自分は違うけど、周りはいつかきっとそうなるんだろうな」と思ってる人も多いんだろうなと推測してる。
結局誰がどうなるかは分からないので何とも言えないけど、
自分を残して変わってしまい、遠くに行ってしまう寂しさと焦りがあるんだろう。


ちょっと前までは上記の友人の嘆きを聞いて、
ッウワ〜〜怖いわ〜〜〜!!これからも私とは遊んでくれよな〜〜〜!!!!って思っていただけなのに、
大好きな友達が結婚したり、友人に赤が出来たりしていて
人から聞くことが多かったぼんやりとした微かな不安 が
より近い名状しがたい焦燥 に変わったのを感じる。

友人がこうした不安を抱えて時々めちゃくちゃ落ち込んで過ごしていたんだと思うと、
当時の返しはベストではなくて少し無神経だったかもしれないと反省してる。
最近この話してないけど、少しは気が楽になってるといいな。


先日寝る前に好きな友人のことを考え、そしていつか遠くに引っ越したり、近くで遊べなくなることを思って泣いた。
姉ちゃんが結婚するかも、ってなった時にも泣いたし、それでちょっと喧嘩になって半年くらい全然話さない時期があったりもした。

日本は刹那的なものとか限りあるものに美を感じるとかって話を聞いたことがあるけど
私は変われなくて残されて泣くことが多いから、どうしてもまだ愛せるに至れない。
いつも永遠が欲しすぎる。無理なことは分かってるけど。

いつまでも変わらないことはないから
自分になんの変化もなくとも、
せめて気持ちだけは追いつけるようになんとか整理をつけないといけないし
そういう方面でなんとか成長していきたい、、
せめて悲しいばかりにならないように、、と思ってる。出来るのかな。するんだよ!



大好きな推しのアニメで、成長して変わってしまうことに焦点を当てた話があって
この辺りに関しては本っっ当に推しとの思想が合わずに、つい自分まで怒られてるような気分になりながら見てたのですがね。
思想と折り合いと先を見据える姿勢、今の私の悲しみの解決の糸口になるような気がするんですよ。


やはり推しは偉大ですね!らぶ!

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