最高の熱狂を君に!

人生に熱狂が足りないと感じる。

大好きな作品にハマりきって8年経つ。
最初はいくつかある中の好きな作品のひとつだったけど、今やその作品が好きというだけでオタクをやってる部分がある。
それ以外において、ただ作品として漫画やアニメを楽しむことはあれども、熱狂することがなくなってしまった。

わたしは夢女族の人間なので、推しが出来ると恋がイコールになることが多く、恋になると作品へのキャラへの熱狂が高まるというそれがほとんどだった。
近年、作品を嗜んでいて純粋に楽しむことはあれども、あ〜!よかったな〜!!とか、続き気になるゥ〜〜!!!で終わる。
加齢かな?と思いながらも、人生作品を見ると推しに対しての熱狂を、恋を、思い出す。
決して恋愛脳の部分が死んでいるわけではないのだ。

乙女ゲーをしていても俯瞰している。
あれらは恋をさせるゲームなので、製作者の意図を汲みたく そこは存分に楽しむ、
けれども、プレイが終われば映画館を出たような余韻を抱えつつ、現実に戻る。
現実に戻れなくさせてほしい。もっと狂おしくのめり込ませてほしい。


物事はほどほどの好きさで成り立たせるのが過ごしやすいので、本来のところ狂信的な感情は抱かない方がいいことは分かる。
更に言えば誰もが常に熱狂を抱えて生きているわけではない。
でも狂いのない自分の人生がとてつもなくつまらなく感じてしまい、気付いた瞬間から空っぽになってしまった。

人生作品があるならいいじゃん、ということではあるけど、この度の最終章を持ってで最後ということになっている。
続編が無事に決定したことが嬉しすぎて忘れかけていたけど、思い出してきてから恐ろしくなってしまった。
たとえこの先も公式からの供給が止まったところで、ずっと観返し続けて、そうしてこのまま老人になって今よりもっとボケちまった時にも輝かしい記憶として語るんだろうけど、
一点集中ではなくて二点三点くらいの支点でバランスを、人生を、保ちたい。そのための狂いがほしいのだ。

こうして何かを求めている時と心に穴を感じている時はドカンと何かにハマる時でもあるけど、
いかんせん出掛けたりだのライブに行ったりだのの、強い熱量を一気に浴びてハイになれるイベントや機会がまずない。
このまま折が悪く、この隙間に入るものが陰謀論であったり宗教だったりしたら笑ってくれよな。

結局まわりから見たらなんか微妙な物事でも、のめり込んだらそれはすごく楽しくて幸せなんだよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?