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冷蔵庫企画を終えて思ったこと

ちづたん、凜たんと三人でやったチーム冷蔵庫による冷蔵庫企画、めっちゃ楽しかった。参加してくれた方々も読んでくれた方々も本当にありがとう。

極力金を使わなかったコンテスト

コンテストっていったら、普通入賞者はサポート〇〇円、って話だけど、今回は賞品は三人の特技で祝うということを最初から宣言していた。それでも参加作品は91台、参加者は総勢78名。別にお金はもらえなくてもいいから企画に興味がある、と記事を書いてくれた人が78人もいたってことだ。複数書いてくれた人は9人。

もちろん時々、かなり凝った宣伝をしてくれた人とか、これは給料払わなきゃいかんレベルだろってことをやってくれた人にはサポートしたりもしたんだが、今回俺は、意図的に「サポートしないように」気を付けていた。普通にこういう縛りがなかったらクオリティや友情を考慮して、20件くらいサポートしたい記事があった。

それなのになんで金を払わないようにしたかというと、人に金を渡すのって結構難しいところがあって。GACKTとかマイクタイソンとか、有名人が羽振りよく色々な人におごっていたら、友達は皆いなくなって、金目当ての奴ばっか残ったって話。似たようなの結構あちこちで聞くんだよな。

「見返りなんかいいからもらってほしいんだけど」って奴ほど遠慮するようなこと言ったり心配してくれたりして、最近はそういうことが多かった。それって正しい反応なんだよな。まあそれでもサポートしたい時はするけど。

で、とりあえず今回は金をかけずに誠意ある人間関係を作ろうと思って、そういう工夫をした。なるべく丁寧なコメントを書いたり、審査は記事を紹介しながらすすめていったり、名簿を作ったり。

そうしたら、皆名簿に掲載されたりコメントしたり審査記事をUPするたびにすごく喜んでもらえた。サポートした時の一般的な反応のありがとうが10としたら、コメントや紹介、記事作成のありがとうは30くらいの熱量を感じた。金が全てじゃない、ってのは単なる綺麗ごとじゃないなって思った。

他者に興味を持つということ

今回はすべてが「他者を見る」、「他人の作品を読む」ということだった。チーム冷蔵庫の二人、凜たんとちづたんと話しあいながらすすめるのはもちろん、皆が書いた記事を読んでコメントして、編集する。一つ一つの作品が生き生きしていてすごく楽しかった。

また主催だけでなく、参加者も同じことをやってくれた。これだけのことをやるのは大変だっただろうとねぎらいの言葉をかけてくれたり、褒めてくれたり、参加者名簿で他の人たちの記事を読みに行くといって、いろいろな交流が生まれていた。

今回一番冷蔵庫企画で使われたのではないかと言うサムネイル絵を描いてくれた、三上裕喜さんもそう。最初は黒猫ちゃんの誕生日に俺と彼の絵を描いてくれたんだよな。

この絵はアップロード当時から大好評で、「かわいい!」「ぜひうちの子も!」、という猫好きさんたちの声に答え、それが魅力的な絵になって仕上がっていった。くわしい製作過程はこちら。

本人の画力や能力もあるけど、人のために描いた絵、たくさんの人の気持ちがこもった絵、誰かのために作られた作品、というのは通常よりもたくさんのパワーが秘められている気がする。

そんな三上画伯の最新作を先行でいただいてしまった、俺(冷蔵庫)の中に入ったマグロの柵とちゅ〜るを覗き込むシグニャルかわええ(*´Д`)ハァハァ マジありがとう!

thumbnail_フリーザさんとシグニャル

他に、フリーザ賞で受賞した人たち、表彰した人たちも、賞品や賞状をすごく喜んでもらえた。

んで、今までで一番、「なんでサポート閉じてるんですか」っていろんな人に言われた。

賞状渡した人たちが、俺にサポートをしてくれようとしたり、今までの経緯を見た人たちが「無料でここまでやってくれるのか」なんて褒めてくれたりした。

表彰してもらえてもサポ―ト閉じてるからお返しできないからいいとか言う人までいた。

強引に表彰したけどさ。

「入賞したのに賞金ないの?」じゃなくて、「なんで金払わせてくれないの?」とか「金払わせてくれないから賞品を受け取れない」なんて言われるとは思わんかったわw

人はどういう時に金を払おうとするのか、ということに今回はつくづく考えさせられた。

noteの収益化のために、フォローを増やすとか、ビューを増やすとか、読んでもらうためにこんな記事を書こうとか、こうやって稼ごうとか、いろんなノウハウが飛び交っているけどさ。ノウハウって全部、自分が得たい結果を得るためのもの、自分が他人にどう見られるかを追求するものだよな。

SNSというのは本来、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービス、といわれる。目の前の相手から何かをもらう事でなく、目の前にいる他人がどんな人で、どんな記事を書いている人で、どんな価値観を持っているのか。SNSの面白さと言うのは本来そういうところにあるんじゃないだろうか。

とりあえず、これからやることは、まず冷蔵庫企画のまとめ記事を作ろうかと思っている。企画趣旨とか名簿とか賞とかをひとまとめにしたやつ、あると便利だなって。

あとは、もっと友達のところに遊びに行こうと思う、最近あまり行けてないなーって思ってた友達や、冷蔵庫企画の記事にスキやコメントをこまめにくれた人たちのところも。それこそ、SNSの面白さってのを最大限に生かすというのは、他人に興味を持つことじゃないかなって思うから。