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碧い
2020年6月21日 21:22
ゆっくりと時間が過ぎていく中で「今日はいい子にしてた?」「だめだったよ。机、散らかしてきちゃったし」なんて、なんでもない話をしていたいだけだった。部屋で音楽を聴いているときに「あなたに触れて欲しいからまた髪を伸ばすね」と、肩につかないくらいの短い髪を触りながら言った彼女は笑っていなかった。前にわたしが、「長い髪が好きだ」と彼女のその長くて透明な髪を結いながら言ったことを覚えていたらしい。でも