コンプレックスのうまれかた2
検査の結果異常なしとわかったわたしですが、、、
「娘さんが年頃になって気になるようだったら治療でとることもできるかもしれません。」
医者がこのような説明を母にしているのが聞こえた。そうなのか!やったー!みんなと同じくちびるになれるのか!
という気持ちには残念ながらわたしはならなかった。
あれ、これっておかしいものなの?とるべきものなの?ずっとそう思われてたの?
こんなもやもやした気持ちだけがわたしの中にうまれた。全く気にしていなかった自分のくちびる。でもこれって周りから見たら気になるものなんだ、とった方がいいものなんだ。わたしはそう思うようになってしまった。
こんな風にしてコンプレックスというのは簡単にうまれてゆく。医者はもちろん良かれと思って教えてくれたのだ。今になればわかる。
この瞬間わたしのくちびるはあのときのわたしにとってコンプレックスとなったわけだが、実際に年頃(っていつなんだろう思春期とか?)になった今、正直言ってあまり気にしてはいない。
じゃあこの話はなんだったんだ、題名で釣るなと怒られるかもしれない。許して、、、笑
当時のわたしにとっては確実にコンプレックスとなったのだから。
なぜ気にしていないのかというと、口紅を塗ってしまえば目立たなくなるし、風邪をひくとこの部分がいつもより腫れるんだよ、と母に聞き、なんかおもしろいなと思ったりしたからである。そんなことで気にならなくなったりするのもまたコンプレックスである。
簡単にうまれたり、ひとことで消えたり、コンプレックスとは不思議なものである。
そんなわけで、ぽってりくちびるは石原さ○みのようにかわいい!となることもあるわけだし、今後もかわいがって共に生きていこうと思う。わたしは石原ひとみ、そう、石原ひとみなのだ、、、
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