自然を利用させて頂く

自然環境リテラシー学
Xグループ 11/13.14 キャンプin海山

こんにちわ、Nakanoです。今回は、紀北町のキャンプin海山で実習行いました。

今回は、自然環境リテラシー学史上初めての公共のキャンプ場を利用させて頂きました。そのため、実習プログラムや銚子川を体験する事に集中できました。

1日目は便石山の登山をしました。便石山は約600mの山です。私は、完全に整備された登山道を登った経験しかありませんでした。そのため、軽装備で登山に向かってしまいました。
登山を開始しました。序盤は安定した階段を登り、順調に足を運ばせられました。3分の1程登った後、バラつきのある階段、石が表に出ている道が出てきました。初めて経験する登山でとても爽快な気分で登り続けました。登っている最中は足元に気を配っていたため、小さな植物や石などに目がいきました。登っている登山道と植生がリンクしていると感じる場面もあり、土壌がどの様に構築されているのか興味が湧きました。


山頂に近づきラストスパートで1時間強で登頂しました。息を切らし、汗をかき、厳しいと感じる場面も多少ありました。これらを乗り越え山頂に立った時、全てがプラスの要素に変わり、達成感を作り出してくれました。そこから、登山が深みのあるアウトドアだと感じました。
銚子川を見るために見晴らしの良い、象の背に向かいました。象の背から川の蛇行、分流、海につながるまでを見ることができました。写真撮影や自然を肌で感じ、下山に向かいました。ここから自然の厳しさを感じました。
下りの方がキツい、危険、という事は言われていて、気をつけていました。ですが、想像以上でした。下りはハイペースで進みました。足場に気をつけ、慎重に足を置き、一歩一歩降りて行きました。ですが、泥濘みや落ち葉などに足を取られ滑ることもありました。また、浮き石(不安定で落石の注意がある石)を発見した場合は、次の登山者のことを考え、隅に避けました。個人で危なかった、と感じるだけで終わってはいけません、周りの事を考えることがリテラシーです。これらを含め、私が下山で注意するべき、と感じたことは靴でした。整備が行き届いていない道では不安定な形で着地することや、無理な体制で着地することが普通です。そのため、足に大きな負担がかかります。私はアキレス腱が疲弊していました。翌日、アキレス腱がひどく緊張していることから注意が必要だと感じました。そのため、足首が固定できる登山靴は優秀であると思いました。また、滑ることも少なくなると思います。
今回はあまり厳しい山ではなく、気候にも恵まれていましたが、もしもの事を考えるととても重要だと思います。

2日目は「全身を銚子川にしよう」、というテーマで、テントサウナ、銚子川周辺のサイクリング、カナディアンカヌー、生態調査を行いました。

テントサウナではロウリュも体験できました。銚子川の水でロウリュをし、一気に暖まった身体を銚子川で冷やしました。身体ごと銚子川にはいないとわからないことも発見できました。それは伏流水(砂利の中を流れる水)です。表面では流れが見えなくとも、足元では流れを感じ、立って歩くことが難しいと感じました。自然を体感する時には事前準備として、その自然を知ることもリスクを減らすために必要だと感じました。これは、サウナに入らないと体験できなかった貴重な経験なので、これから活用していこうと感じました。

その後、銚子川周辺のサイクリングを行いました。下流では小さな丸い石が多く、上流に行けばいくほど、大きなゴツゴツした岩が現れてきました。石は変化していきましたが、水の透明度は一定して綺麗でした。

午後はカナディアンカヌーと生態調査を行いました。カヌーで見たところ、岩場や川底に生息しているハゼの仲間と、川の表面、中腹で生息しているアマゴを発見することができました。その他にウナギの稚魚を発見できました。
銚子川は魚類などの生物が少ない分、透明度が高いと感じました。また、伏流水の影響力、水の濾過だけでなく、その勢いを体感し勉強できたと感じました。

今回は銚子川を利用したキャンプ場、実習プログラムを体験し、自然の価値を感じました。自然は守るだけでなく。利用する事も長期的に有効になると知りました。

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