感情がロデオマシーン

自然環境リテラシー学
Bグループ 7/10.11 ロッジさらくわ


こんにちわ、Nakanoです。今回は、ロッジさらくわで初回の自然環境リテラシー学を行いました。

「絶対に忘れない」そう思う2日間だった。

感情が付加された記憶は残りやすい。そして今回、感情がロデオマシーンのように揺さぶられた。ストイックな私は、集合する前からロデオマシーンに乗車していた。

朝が苦手な私は悟った、寝られない。集合時間が早い、それは仕方ない。だが、バイトがあった、許容しよう。忙しかった。締め作業が進まない。
昨日の私に言いたい「体調不良といってバイトを休んだ方が良い」と。今日はリテラシー学なのだから。

さらくわに着いた。テンションを上げ楽しもう!
タンクトップにサングラス、準備体操も終えた私は席についた。当然日陰である。何が何だかわからなかった。夏を満喫できると思っていた過去の私に、知性を与えたい。大学の授業であると気づかせてあげたい。

そしてついにカヤックに乗る。乗艇方法(カヤックを跨ぎお尻から船体に乗る。)や装備品(パドリングスポーツのためのライフジャケットであるPFD、カヤック内に水が入るのを防ぐためのスプレースカート)の説明など、安全に行うための説明を終え、出艇した。序盤は心地よかった。日差し、風、水や自然の声を感じ、癒されていた。そして、慣れてきた。後隊列を組んで遠出をした。
中盤に差し掛かった頃ロデオマシーンが暴れ出した。案外遠いな。眠い。疲れた。お腹減った。集団行動しんどい。それからほとんどはこの状態が続いた。

夕飯を食べ振り返りを含めた話し合いを終えると。就寝時間だ。前日寝なかったのはテントでも休めるようにするための布石だ、と言い聞かせ、かつてないほど心躍らせて眠ろうとしていた。
話し合いも終盤に差し掛かり、鼓動が速くなった。そこで気づいた。この紙はなんだっけ?
ログブック(1日の状況を記録する紙)でした。
速くなった鼓動も落ち着き、副交感神経が優位になった。冷静になった私は眠気が襲うと同時にペンを走らせた。
起きるのは明日か?今日か?そんなどうでもいいことを考えながら眠った。

2日目、多少睡眠をとったお陰でカヤックの進みがよくなった。どうすれば速く進むのか?漕ぎ方で進み方は変わるのか?考えることを覚えた私はカヤックを楽しむことができた。自分で考えた通りにカヤックが進むと心が弾んだ。やっと自然を感じることができた。(具体的には、パドルを立てて漕ぎ、出来るだけ船体の近くで漕ぐと、真っ直ぐ進んだ。少し弧を描くようにパドルを進めると蛇行した。その他の知識を組み合わせ、状況に応じて楽に漕ぐように心がけた。)終盤は、眠い、お腹減った、疲れた、と当然感じるようになった。だが、昨日とは違う、なんか悪くないな。
心に余裕ができ、受け入れることができた。

上陸した後も、集団行動が嫌いで自己中心的な私が率先して片付けをしていた。誰かの分まで、誰かのために行動していた。驚きすぎて、何が何だかわからない。当然、ロデオマシーンは絶好調だ。片付けを終え、シャワーを浴びた。頭を冷やすため水を浴びた。だが、まだわからない。その後の振り返りも一言一言に感情が付加された。ロデオマシーンはずっと激しい。帰りのバス停まで、とてもフワフワしていた。
まとめると、よかった。そして、ロデオマシーンから吹き飛ばされた。

帰りのバス、電車は爆睡した。そして江戸橋駅に着いた。
初めての体験だった。
だが、それに合う言葉はすぐに見つかった。夢のようだった。
朝、駅に行き、夜、駅から出た。その間は夢だった。そう思うことしか出来なかった。今でも変わらず、そう思う。


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