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【うなぎのう】鰻 うな次郎(大阪天満宮)

カリッ、ジュワッという食感を楽しむのが地焼き。

地焼きとはいわゆる関西風のこと。うなぎを腹開きにしてそのまま焼き上げることを地焼きという。関西ではこの調理法が主流。特徴は蒸さないこと。金串を使って鰻の頭をつけたまま焼いて最後に頭を落とすこと。関東風は腹開きをせず背開き。武士の切腹を嫌ったというのは俗説で、職人の腕に頼らない背開きが多くの店で提供されていた江戸時代の江戸のうなぎのニーズにあっていたからだ。

お店:鰻 うな次郎
場所:大阪市北区紅梅町3-14 ヤマツタビル1F

そんな地焼きを楽しめるお店の一つが大阪天満宮(というより天神橋筋商店街の近く)にある『うな次郎』だ。

うな重(上) 4,378円(税込:2024.04.20現在)
炭薫る焼き

カリッ、ジュワッという食感を写真から見ておわかり頂けるだろうか。
やはり鰻は鰻重だ。少なくとも自分に取ってそれに勝る食べ方はない。

うな次郎では山椒をミルで提供している。山椒は紀州粒山椒。山椒と言えば生産量日本一を誇る和歌山県の最高級品と名高い紀州山椒「ぶどう山椒」が有名。
山椒の香りや味わいは空気にふれるとダメになるので、お店でどう提供しているかチェックするのが“うならー”の癖のひとつになっている。山椒の香りと舌にすこし痺れる辛さが口の中で鰻の蒲焼とハーモニーを奏でてとても幸せな気分に満たされる。山椒の新鮮度のシンプルチェックとしては山椒の色、緑色だと新しい。

うな次郎山椒へのこだわり

うな次郎は天神橋筋商店街の東側の筋にある。
古書店巡りが好きな自分は天神橋筋商店街にある「天牛書店」に立ち寄ってからうな次郎へ行くのが定番になっている。ちなみに天牛書店は明治40年創業の老舗。

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