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空っぽになった。自分の中に何もない。そんな状態になったのはいつぶりだろう。

この一ヶ月は、とても密度が濃かった。ひとつ仕事に区切りをつけ、現職で人事評価を受け(プラスのフィードバックを頂いた)、技術書典7に初出展した。自分の転機になった物語がちょうど終わった。

こんなにも情報量の多い1ヶ月、というより2週間、はなかなか来るものでもないだろう。仕事の面でも少し達成したし、子供の頃から一度はやりたいと思っていた創作を(形はどうあれ)初めて人前で披露した。

もう思い残すことはないんじゃないか、そんな風にさえ少し思った。

明日はどこか

今日はとにかく、何も考えられなかった。何かを考えることができなかった。今もできていないままでこの文章を書いている。

どうやって、生きていこう。

何かが終わっても、僕の人生が終わるわけではない。目標を達成しても、自分が何か変わったわけではない。たしかにそうだ。

しかし、今の僕はなんなんだろう。これほど自分で立てた目標を達成しておいて、自分はその後にどうなりたかったんだろう。

次は何をするんだろう。

虚空の先にあるもの

ただただ虚空を見つめるだけですぎる時間は、必要な時間なんだろうか。

頑張り続けることなんてできない、わかっている。しかし、英気を養うこともできず、ただただ時間が過ぎ去るのを待つのは、何かが違う気もする。

終わった物語は、聞き手の心の中で生き続ける。僕の人生は、まだ終わっていない。

でもずっと見ているのに、そこに何があるのかは見えないまま。

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