つづき

 ちょうど一週間となった。
「二度目の面接を待ってください」って言われて、七日も待たされてしまった。時間のことを聞くとなんの返事もくれなかった。まさか応募したところは日系企業なんて。
 今の状況から見れば、恐らく応募者人数不足の場合では二度目の面接が行われないだろう。親族の一人が昔日系企業で何年も働いていた経験があるし、こっちのことを聞くとなんと不思議な顔をした。
 今は製造業の氷河期と言っても、応募者人数が揃わなければ二度目の面接が始まらないのはいささか応募者のことを馬鹿にしているだろう。それは管理者の態度にかかっているだろう。それは管理制度には問題があるだろう。採用は採用、不採用は不採用、メールだけでは説明できるのに、応募者にはなんの返事もしないのは日系企業中国管理制度風にかかっているか。日系企業が中国に来たらみんなその風になるか、それには泣くには泣けず笑うには笑えざることだ。
 こちらの面倒さが日本のほうより厳しくて、想像できなかった。

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