日本語力足りてますか?
2020/1/21
今回は文章力の話です。
皆さんに楽しく読んでもらうため日々試行錯誤しておりますが、自分の実力不足をまざまざと思い知らされます…
やはり、文章を書く力というのは一朝一夕では身に付きませんね。
そんな考えもあり、先日「文章読解・作成能力検定」を受験してきました。
そこで本日は、検定の内容、受けてみた感想、結果について書いていこうと思います。
まず「文章読解作成能力検定」について簡単に紹介します。
文章読解・作成能力検定とは?
あまり馴染みの無い検定だと思います。
こちらの検定ですが、よく文章検と呼ばれています。
文章検は日本漢字能力検定協会という団体が実施しています。
こちらの協会は皆さんご存じの漢検を実施している協会になります。
協会では文章検を以下のように紹介しています。
【文章検】は論理の流れがはっきりしている、わかりやすい文章を書けるようになることを目的としている検定です。
【文章検】に取り組むことで、自分の伝えたいことが相手にしっかり伝わる文章が知らず知らずのうちに書けるようになります。
この紹介文を見た時、この検定で求められるのは、まさに自分に必要なスキルだなと感じました。
個人受験は年に一度だけですので、気になった方は早めにチェックしてみてくださいね。
さて、文章検は2級~4級(2、準2、3、4)の4段階、レベル別に分かれています。
どの級でも200満点の試験になっています。
合格基準は70%以上。
つまり、140点以上取ることが出来れば、合格です。
合格率は?と思った方もいらっしゃるかと思います。私も気になって調べてみましたが、現時点で合格率の公表はありませんでした。
推測ですが級が上がるごとに難易度が上がるため、合格率は難易度に連動して低くなると思います。
続いてこの検定がどんな内容なのかを紹介します。
この検定では大きく分けて3つの力が問われます。
・基礎力 ・読解力 ・作成力
こちらの3種類です。それぞれご説明します。
・基礎力
語彙と文法が問われます。協会では以下のように紹介しています。
語彙:漢検2級程度の語句・慣用表現の意味が理解でき、文脈や意味に応じた語句・慣用表現を選別できること。
文法:表現において、文法的な違いが果たす意味・役割を理解できること。
漢検2級程度の知識が必要ということで、個人的には難しいな~と感じました。なんせ漢検の2級って高校卒業・大学・一般レベルで合格率約20%の試験ですからね。
・読解力
続いて読解力です。具体的には意味内容、資料分析、文章構成の3つです。
意味内容:段落や文章の要旨を理解できること、及び、筆者の意図を理解できること。
資料分析:資料から読み取れる事実をもとに、考えを整理できること。
文章構成:文章構成を把握し、筆者のねらいが理解できること。
・作成力
主に文章の構成力、表現力、総合的な文章作成能力が問われます。
構成:文章の目的に適した材料を選んで、それを効果的な構成に配列できること。
表現:効果的な表現法を使えること。文法的・意味的に正しい文を書けること。敬語を正しく使えること。表記や文体に配慮できること。
総合:文章を読んで、課題を読み取り、「事実の報告」、「意見」、「意見の正しさの論証」、「異なる意見をあげて反論する」の四つの部分によって、論説文を作成できること。さまざまな通信文を、与えられた条件のもとで書けること。
最後の設問は意見文の作成になります。400〜600字以上の文章を作成します。
文章検とはどんなものなのかを少しは把握していただけたかと思います。
受験してみた感想
さて文章検を受験した感想ですが、、、
素直に受験してよかったと思います。
先ほども書きましたが、意外と難易度が高いんですよね。
数時間程度の勉強では合格が難しいのかなと感じました。
私自身この試験に向け、3か月ほど時間を見つけながら試験対策していました。
結果として文章作成力が伸びたと感じています。それは比喩や体言止めを使う様な表現ではなく、論理的に文章を組み立てるという能力ですね。
結果発表
さて、スコアが手元にあるので一応載せておきますね。
200点満点中190点でした。
惜しくも満点とはいきませんでした。しかし勉強の成果は出たかと思います。
文章検で求められる力は、そのまま社会人に求められるスキルに応用が効くと思います。
論理的な説明は分かり易さに繋がると思います。
分かり易い説明ってなかなか難しいんですよね。
だからこそそんな説明が出来る人って、とても尊敬出来ますよね。
この試験は論理的な文章作成力を鍛える為の良いキッカケになると受験してみて感じました。
今回は以上となります。
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