土地探し

我が家が一番苦労したのはこの土地探しです。
正直、家の間取りなんかはある程度融通がききますが、土地に関してはそうはいきません。

土地の広さ、形状、周囲の環境、周辺の道路の大きさ、駅や学校までの距離、利便性、自治会のこと、そして何より値段!など、様々なことを気にする必要があります。 

どんなに良い条件の土地でも値段が高いとちょっと考えものですよね。家にもこだわりたいけど、土地が高くついたので、色々と諦めなければならない・・・なんてなると、せっかくの家づくりも楽しくなくなってきます。

土地を探す際には、ネットや不動産屋を見て自分で調べる方法と、ハウスメーカーに探してもらう方法の大きく2つに分かれます。
前者はとにかく労力と忍耐が必要です。モデルハウス見学と同じように、できるだけたくさんの土地を見て、この土地はどこが良かっただのと家族で話し合うことが大事です。
ここをしっかりしないと、なにを基準に、なにを優先して土地を選べばいいのかが分からなくなります。ここを曖昧にして土地を決めてしまうと後々失敗したと後悔することになるため、絶対必要なプロセスだと言えます。
特に、奥様の意見に耳を傾けましょう(笑)ご近所付き合いや、自治会の活動などは旦那さんよりも奥さんが関わることが多いと思います。さらには学校のPTA活動やママ友の関係などもあるので、安易に良い土地があれば子供らは転校してもいいよね・・・なんて言えません。

後者の土地探しの方法はある意味お任せなんでラクですが、ハウスメーカーの担当が押しの強いタイプだと、どんどん話しを進めようとして、納得のいくまで検討するのが難しくなります。実際に我が家も契約欲しさにすごくプッシュしてくる営業さんに当たりました。

とにかく、今思い出しても土地探し、土地選びは本当に大変でした。土地探しは人によって1〜2年かける人もいれば、2〜3ヶ月で決まる人と本当に人それぞれです。
我が家も途中で面倒くさくなって、もうここでいいんじゃない?なんてなりかけた時もありましたが、根気よく探していたところ、ひょんなことからとある未公開物件にたどり着き、急遽工務店さんにこの土地で考えていたようなプランニングは可能かを急ぎ確認してもらい、その土地を見つけてから約2ヶ月で契約することになりました。

良く土地探しでは60〜70点の土地で決めなさいなんて言われるそうですが、我が家の場合、努力のおかげが運が良かったのかわかりませんが、総合で85点ぐらいの土地を見つけることができました。

実際、中には土地探しで挫折して、分譲マンションや分譲住宅でいいやってなる人も多くいるようです。それだけ土地探しは難しいってことですね。

なお、土地売買の簡単な流れは以下の通りです。

①買付証明書を提出
②契約
③引き渡し、登記移転

土地買付の際に、銀行から融資を受けるのか、手持ちの現金で払うのかで細かなところは変わってきますが、大まかには上記の通りになります。
ここで注意すべきは①買付証明書の提出です。買付証明書は法的な効力は一切ないようですが、私はこの土地をいくらで買いますよ。という申込書になります。つまり予約を入れたことになります。当然、申込み段階なのでキャンセルは可能ですが、有効期限的なものがあることに注意してください。
買付証明書に定められた期限内に売買契約に進むかキャンセルをするのか選択しなければいけません。
個人的意見になりますが、あまり良くない営業さんですと、この辺の十分な説明なしに「とにかく良い土地は早めに買付証明書をだしたほうがいいです。」なんてせっついてきます。下手すると買付証明書をだしたが最後、問題なければこの土地でいきましょう・・・なんてことになる可能性もありますよね。

私の場合、実際にこれに似たことがありました。今思うと下手な口車にのらずに本当に良かったと思います。

参考までにですが、私の場合は土地探しの際に、周辺環境の調査も出来る限り行いました。

ハザードマップで候補地周辺はどうなのか?
近隣住民の年齢層。子供が多いのかお年寄りが多いのか?
周辺のアパートなどの多さ、戸建は古い建物が多いのか比較的新しい建物が多いのか?空き家があるのか?最寄りのバス停までの距離、知り合いからの聞き込み・・・等々です。

なお、出来る限りのことはやっても、やはり何かしらはあるものです。
我が家の場合は、天空率で北側斜線規制を回避する予定でしたが、結果的に天空率では回避することができず、屋根の構造を一部変更(片流れ屋根→母屋下り)することになりました。

最後にちょっとした豆知識を。これは周辺地域の防犯性を確認する手段です。コンビニのトイレに行き、トイレの入り口付近の貼り紙を見ます。
ご自由にどうぞ。ご利用の際は店員にお声がけください。などの貼り紙が貼ってありますよね?
店員にお声がけくださいという貼り紙が貼ってあるところは、過去に何かしらトイレで問題が生じていた可能性が高いです。逆に何も問題ないところは、ご自由にどうぞと書いてあるか、何も注意文がないはずです。
細かいところですが、こういったちょっとしたところでも様々なことがわかります。


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