感情をコントロールする

自らの感情をコントロールすることができないとどうなるのか?そんなことを考えさせられる堺あおり運転の判決がでましたね。

堺市南区で昨年7月、大型バイクに「あおり運転」をした末に車で追突し、バイクの男性を死亡させたとして殺人罪に問われた元警備員の中村精寛(あきひろ)被告(40)に対する裁判員裁判の判決が25日、大阪地裁堺支部であった。安永武央裁判長は争点だった被告の殺意を認定。「怒りに身を任せて一方的に衝突し、殺害した」として懲役16年(求刑懲役18年)を言い渡した。

怒りに身を任せてしまい、結果人を殺めてしまった事例です。

感情って非常に厄介なものですよね。感情的になる時、人は衝動的な行動をとりがちです。そして衝動的な行動は思っても見なかった結末を招きます。
でも、もしそこで理性を働かせることができ、ある程度感情をコントロールできたとしたらどうなるでしょうか?
まず、衝動的な行動はほとんど無くなるので、結果は全く違ったものになります。

アンガーマネジメントなどありますが、感情は完全にとは言えませんが、ある程度はコントロールが可能です。これは特殊な才能でもなんでもなく、誰もが修練すれば体得が可能なスキルです。普段の何気ない自分の立ち振る舞いを意識して、少し感情に引きずられているなと思ったら注意することで、徐々に感情はコントロールできるようになります。

感情コントロールし、衝動的な行動を減らすことで自身が被る不利益を減らすことができます。

堺あおり運転事件では、被告は懲役16年を言い渡されました。出所する時は56歳で、当然免許がない状態です。被告に配偶者や子供がいるかは不明ですが、家族も大変です。自分だけでなく家族の一生も台無しにしたわけです。
「あの時、我慢できていれば・・・」なんて後悔してもどうしようもないですよね。
極端な話ですが、こういう事にならない為にも、普段より感情のコントロールを意識していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?