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死にたいお母さん
まだ人間の恣意的なもので成形されていない、宇宙をちぎってただ大気圏を通り抜けるためだけに手のひらでまるめられたような、そんな純粋なもののためなら、わたしは命を懸けられると思ったんだ。ぼこぼこの醜い形で、生きるためだけにヘラヘラしてきたわたしでも、この子のためなら死ぬと言わずに。
— 𝐮𝐭𝐚𝐜𝐨 (@utacoharuno) April 2, 2022
自分を愛することができなければ、人を愛することはできないのだろうか。子をお腹に宿しながら「死にたい」と願うのは、「死んだら楽になれる」と心の中で何回も唱えて心を落ち着かせることは悪いことなのだろうか。
発作のような不安に襲われ、声を殺して泣きながら、眠れずに気づけば5時間が過ぎていた。
あなたを産むまでは死ねない。何を思ってもいいから生き延びよう、短くてもいいから、生きる理由をつくりつづけて何度でも思い直そう。
京都は桜が長い。公園の子供たちは、半袖で遊び始めている。春がくる。大丈夫。日は長くなる。大丈夫、大丈夫。
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