プレインズウォーカーのための「Fallout」案内 その1.5
こんにちは。50hです。
前回の記事の反響が予想以上に大きくてビックリしています……その説はありがとうございました。
さて、今回は前回スルーしていた基本土地について。
スルーしてた理由なんですが、片方の見下ろし型の地図は全く見覚えがないのと、もう一方のフルアートの方も平地以外にこれ!ってのが引き出せずにいて、ロケーションも全て回るのは大変な広大なゲームでそれが複数作品となると割り出すのが困難なので、ちょっと脇に置いて後回しにしていました。
特に頭を悩ませてたのが森です。
核戦争後の荒廃した世界……首都ワシントンが舞台であり重点的に核を落とされて文字通り荒廃したFallout3の「キャピタル・ウェイストランド」や、核爆弾の直撃は避けたものの元から砂漠の土地であるFalloutNVの「モハビ・ウェイストランド」は除外できるものの、Fallout4に印象的な木のある場所が思いつかず、76も知識が無いので頭を抱えていました。
しかし、公式のファーストルックである程度ヒントが得られたので基本土地の元ネタがだいたいわかりました。
今回は答えあわせも兼ねて、実際のゲーム画面も貼り付けてみようと思います。
イラストは左から順に時系列が進んでるとの事なので平地→島→沼→山→森で書きます。
平地(Vault111→サンクチュアリ)
Fallout4をプレイした人なら一番わかりやすい場所。
核シェルターVault111の人工冬眠から目を覚ました主人公が外の世界で目の当たりにしたのは、核戦争で荒廃した世界と自分が住んでた町サンクチュアリであった、というシーン。
Vault111から脱出した主人公は200年の間人工冬眠で眠らされていた為、核戦争で文明が滅んだ事を全く知らなかった。主人公の奥に写っている町は戦前主人公の家があったサンクチュアリと呼ばれる住宅地で……あれ?
何か町の景色が違いますね。わかりやすいのは左側の大きな木とカーブした道路です。
この木があるのは住宅地のロータリー側、Vault111とは正反対の方向です。こっちに走るとチュートリアルの核戦争では生き残れません。
というわけで木のあるロータリー側からの撮影。
この構図が取れるのは北東から南西方向、Vault111からサンクチュアリを見るのには北西から南東方向と、違う方向に存在する景色がVault111から見える構図になってしまってます。
もしVault111からの景色だとすると写っているサンクチュアリの景色がおかしく、サンクチュアリの景色が正しいものとすると、Vault111とは真逆の存在しないロケーションからの景色となってしまいます。つまり今回の平地は、Vault111側の視点から、サンクチュアリを別角度から写した景色を1つの絵にまとめたものとなります。
こんな感じなのは他の基本土地にも多かれ少なかれあったり。とはいえ、ほとんどは縮尺の問題で他に大きく変わったところはないのですが。しかし構図的についVault111からサンクチュアリを見下ろした景色そのまま描いてると思い込みがあったので、実際に同じ構図で取ろうとするまで気づきませんでした。
よく見ると足場もシェルターではなく小高い丘みたいになってました。
島(リベルタリア)
主人公が目覚めたVault111から遥か東、反対方面になるボストン湾に位置する「リベルタリア」。
半分沈んだ大きな船の周りに大小様々な船や艀を取り囲むこの場所は、レイダーと呼ばれる悪党の拠点であり、侵入しようとした敵を容赦なく排除する。
とある勢力のクエストで訪れる事があるが、その場合は次に紹介する沼の地点を先に訪れる必要がある為、おそらくは主人公がVault111から遠く離れた正反対、連邦の端まで行った事を描いたシーンなのであろう。
沼(輝きの海)
連邦の中でも一際放射能汚染が酷く、凶悪なミュータント生物が跋扈する最果ての地「輝きの海」。
基本土地ではやや暗めの緑っぽい雰囲気だが、ゲーム内では常に汚い水のような埃っぽい景色であり、木々が密集してるところではない。輝きの海は1つの地点の名前ではなく、放射能汚染の酷い広大な地域を指す名前なのでもう少し特定できる地点を探したところ、右側に見えるレッドロケットのスタンドを輝きの海で探して撮影した。右側に見えるロケットの像はレッドロケット社のスタンドで現実世界で言うガソリンスタンド的な建物。ただこの地点はファストトラベルできるポイントのない、厳密には名無しの地点。
主人公は僅かな情報でも手がかりを手に入れるため、最も過酷な世界に足を踏み入れる事になる。
普通の装備ではRADダメージでたちまち息絶えるので、防護服やパワーアーマーといった専用の物が必要。
とはいえ全くの無人ではなく、チャイルド・オブ・アトムと呼ばれる核エネルギーを崇める一団が集落を作っていたりする。
山(ヌカ・ワールド)
平地・島・沼と本作の足跡を辿った基本土地とは別に、外伝DLC「Nuka-World」から「フィズトップ・マウンテン」と「フィズトップ・グリル」。
ヌカ・ワールドの中心に位置する「ヌカタウンUSA」の巨大オブジェクトがある施設であり、名前の通り山にはふさわしい場所であろう。戦前は大きなテーマパークだったヌカ・ワールドだが200年経った今では荒くれ者のレイダー達が占拠しており、3つのグループがそれぞれ覇権を取ろうと争っている。
テーマパークに似合わないパワーアーマーを着ているが、ヌカ・ワールドはイベントでデスゲームに参加させられたり闘技場で戦わされるような過酷な世界であり、4枚目の基本土地ということもあるのでゲームの終盤をイメージしたのだろうか。
イラストとだいたい同じ……だが基本土地版はより山であることを強調したそびえ立つ要塞のようになっている。ゲーム内では中央の建物は見晴らしの良いレストランを拠点として使える場所なので、簡単なリフトで登れるぐらいのちょっとした高さしかなく、だいぶ麓から撮影している。基本土地では麓に薄っすらと寂れた街があるがゲーム内ではレイダーが集まる拠点であり、それなりに賑わっていたりする。
森(???)
元ネタは…………ありません。
どこかの入植地でしょう。
いえ、考察を放棄したわけではないですよ!?確かにこの基本土地が一番難しかったといいますか、わからなかったのは確かでしたが、答えの鍵となるのが公式にアップロードされていた動画にありました。
読み上げを拾い上げると……
最終的に彼らは平穏な集落に戻り、旅を終えて引退した。
つまり、主人公が全てのメインクエストを終え、エンディングを迎えた後……のお話。
Fallout4は複数エンディングのあるゲームなので、主人公がどのような結末を迎えたのかそれはこのイラストではわかりません。いずれにしろ主人公は大役を果たし、新たな世界に落ち着いた……ということでしょう。
あと冷静に考えると連邦に緑がある木はないですからね。
というわけで森だけモチーフらしいモチーフはありません。せいぜい……右側の風車がクラフトで置ける電力オブジェクトというぐらいしか。
手前の緑は全部トウモロコシ。Fallout世界でも食べ物としてよく植えられてますし、Fallout4の居住地システムには食料がパラメータの1つとして存在するのでトウモロコシ畑を作るのは不思議ではないかなと。
今回はここまで。
基本土地巡り、いかがだったでしょうか。
旧作の方はまだプレイできてませんが、Fallout4の基本土地ならゲーム画面と比較ができる!と思い、ゲームを立ち上げてロケーションを探して取ることができました。
森だけ本当にわからなくて頭を悩ませてたのですが、ファーストルックそのものを見るというのがすっかり頭から抜けてたので、その事に気づけば前回の記事と一緒に紹介できたかもしれません。
しかし今回の驚きは平地が全く想像していたものと違った、いえ頭の中で勝手にこのシーンだと思っていた場面ではなかったことでしょう。Fallout4のPVでも使われるぐらい象徴的な場面なので、あえて違う風景にしていたとはビックリしました。あと沼が今見ると結構違うし、後ろ姿がVaultスーツではないのでこれも選択肢を絞れなかった原因かもしれない……。
Falloutコラボのファーストルックが出て記事を書いてイクサランがやってきて……と続いてまだやって来ないFalloutコラボ。この間にラヴニカリマスターとカルロフ邸殺人事件がやってきて、常滑と横浜でマジックコンベンションが間に入って……先が長い!
なので前回の記事を書いた段階では手を付けてなかった76を始めました。次の新規ではもっと詳しく元ネタについて書けるようしたいです。その前にアパラチアを楽しんできます。
それでは。
おまけ
そういえばMTGwiki(日本ではない)のFalloutのページに注釈があって知ったのですが、Fallout世界にはTragic the GarneringというMTGパロディのカードゲームがあったみたいです。へぇ。
……え!?マジで!?!?
というわけで今度はFallout wikiを開くと……、ほんとだ!!Fallout2で項目がある!
どうやらFallout世界のマジック・ザ・ギャザリングはトラジック・ザ・ガーナリングと呼ばれるカードゲームみたいですね。直訳すると悲劇の収集になりますが。
そしてちょろっとだけカード名が登場しています……Black DahliaにVox Muby……マナを生み出すカードとの事ですが、さてなんのカードやら?
また没データとして、MTG…もといTTGに熱中しすぎてファストトラベルが一定確率でできなくなる状態異常があるみたいです。
burning desire to open another box…何人かこの記事を読んでる人にもいるのではないでしょうか。
そしてFallout2におけるMTGことTragicですが…作中世界では戦前の2023年に過去の人物がメールでやり取りしている中で登場しています。……2023年??
もしかしてFalloutコラボを発表したのが2023年なのはこの作中の世界観設定に合わせたサプライズだったりします?実際のカードが登場するのは2024年ですが、まさかこのために前から仕込んでいたのでしょうか。はたして。
このままでは待ちすぎてグールになってしまう!!……スムーススキン向けのジョークですよ。
おまけのおまけ
前回こんなこと言って嘆いてましたが……忘れてるものがありました。
Secret Lairの存在です。
単なるイラスト違いから奇々怪々なものまで今では珍しくないSecret Lairですが、直近のコラボしたドクター・フーや指輪物語やウォーハンマーにあったので、Falloutにも来そうなんですよね……。
何が来るか?と言われると全く想像がつかないのですが……完全新規だったウォーキング・デッドやストレンジャーシングスのようなのとは違い、ウォーハンマーやジュラシック・ワールドのような名前だけ別にした再録カードだと思います。(この手のやつはRound Twoが好きです)
そうすると特別なPip-Boy枠なのか、はたまた別の何かか、それともボーダーレスのカードなのか……全く予想がつきません!!!
いずれにしろ来そうだな〜という話だけします。この記事書いた段階ではまだわからないですし。とにかく早くスポイラーではない正式な新規アナウンスがあると嬉しいな。
さて今日もレジェンダリ武器厳選だ!
今回はここまで。
それでは。
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