お姫様が闊歩する日
娘のお散歩コースの近くに、成人式の会場がある
いつもは見かけることのない振り袖姿の新成人の団体を前に、我が家の4歳児は
「お姫様がいっぱいね」
昨年の夏に遅れて撮影した七五三のスタジオ撮影、娘はお姫様になった
その時のことを思い出したのだろうか
大人になったら何色を着たいか問うと、元気いっぱいに紫だと答えてくれた
娘の推しアイドルグループのメンバーの色が出てくるあたり、ほっこりした
心臓を筆頭に、各種疾患を持って生まれてきた娘が成人の日を迎えるにはさまざまなハードルがある
一度成人前後で心臓の手術が必要なこと
術後の経過次第では酸素ボンベをガラガラ運びながら振袖で闊歩することになるかもしれない
そもそも重い振袖を着られる体力を得られるか怪しい
生まれつきの症候群に伴う、ある程度の年齢になってからから発症する可能性のある合併症についても‥
それでも、いつか娘もあの日の「お姫様」になれる日が来たら、なんと嬉しいことだろうか
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